米ZAPは、iPod向けポータブル充電ユニット「iZAP」のiPhone対応を正式にアナウンスした。US79ドルにて販売を開始している。

iZAPは、iPodへダイレクトに接続し、バッテリ駆動時間を大幅に延長させられる製品として発売中。今回新たにiPhoneにも対応し、高速充電できるほか、駆動時間を約3倍にアップさせられることが明らかにされた。専用アダプタやケーブルを必要とせず、iPhoneをiZAPのクレードル部分へダイレクトにセット可能なデザインに仕上がっている。

iPod向けに発売された「iZAP」

新たにiPhoneへ正式対応

同社は、主に電気自動車メーカーとして知られており、ユニークなデザインの3輪電気自動車「Xebra」シリーズを販売。4ドアセダンの「Xebra Sedan」や2ドアトラックの「Xebra PK」が、US10,000ドルの低価格で提供されており、110V/220Vの家庭用コンセントにつないで手軽に充電できる特徴が高い評価を得てきた。

近年は電気自動車のバッテリ性能向上を目指した研究開発にも力を入れており、先月はXebra PKを用いて、1回の充電で100マイル(約160km)を超える連続走行記録を樹立。その研究成果をiZAPにも応用することで、iPhoneのパワフルな使用環境が実現可能になったとしている。

同社CEOのSteve Schneider氏は「iPhone人気に伴って、iZAPの売行きも伸びていくと期待している」とコメントした。