WWDC 07において、AppleがWeb2.0標準に準拠したiPhone向けのアプリケーション開発環境を明らかにしたが、6月29日のiPhone発売を前に、早くもiPhone向けのアイディアや、そのルック&フィールを示すコンセプトアプリが多数公開されている。
Dean Robinson氏が手がけているiTweetrは、TwitterをiPhoneのユーザーインタフェース (UI)で利用可能にする。現時点では、作者のフレンズタイムラインが表示されるのみだが、パブリックタイムライン、ユーザータイムライン、返信、ダイレクトメッセージなどの表示を想定しているという。またDavid Cann氏のDigg API iPhone Interfaceを使うと、ユーザー投票型ニュースサービスのDiggをiPhoneのUIでナビゲートできる。モバイル機器向けなので制限はあるが、本家Diggの煩雑なデザインがiPhoneのUIでシンプルに整理されている。
Webサービスを使うためのアプリばかりではない。Neven Mrgan氏のOneTrip Shopping Listは、野菜、果物、雑貨など様々なカテゴリから買い物リストを作成するアプリだ。シンプルだが、スマートフォン用のアプリとしては便利そうだ。現在、Safariでのみ動作を確認できる。