オンキヨーは、カスタムインストール市場向けAVセンターアンプ「Integra DTX-5.8」を発表した。発売は7月2日で、価格は10万5000円。

HDMI 1.3aに対応したAVセンターアンプ「DTX-5.8」

同社では、5月25日に、HDMI 1.3aに対応したAVセンターアンプ「TX-SA605」「TX-SA805」を発表しているが(発売は6月16日予定)、今回発表されたDTX-5.8も同じくHDMI 1.3aを搭載している。Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audioといったロスレス圧縮音声フォーマットに対応しているだけでなく、各色12bitまでのDeep Colorにも対応。搭載されているHDMI端子は入力2系統/出力1系統と数は少ないが、BDやHD DVDなどのコンテンツの情報をフルに引き出すことが可能だ。

また、コンポジットやコンポーネント端子などからの入力をHDMIに出力する際にはビデオアップコンバート機能も使用可能。さらに、コンポーネントやD端子にスルー出力を行うことも可能となっている。

DTX-5.8は、一般市場向けではなく、ホームオートメーションやシアター環境など部屋の環境をカスタムで設計/施工を行うインストーラー向けのモデルだ。そのための機能として、Zone2出力機能も搭載されている。Zone2出力機能とは、メインのリスニングルーム以外の場所に設置したスピーカーをドライブする機能で、リスニングルームで聞いているソースとは別のソースを再生することが可能。また、IRシステムなどを使用すれば、別の部屋からでも、機器のコントロールが可能となる。

主な仕様
定格出力 7ch×120W(6Ω、20Hz~20kHz、0.08%THD、1ch駆動時)
周波数特性 5Hz~100kHz(+1dB/-3dB、Direct Mode)
スピーカー適応インピーダンス 4~6Ω
映像入力端子 D4 × 3、コンポーネント × 3、S × 5、コンポジット × 5
映像出力端子 D4 × 1、コンポーネント × 1、S × 2、コンポジット × 2
音声入力端子 デジタル × 5(光 × 3 / 同軸 × 2)、アナログ × 8(2ch × 7 / 7.1ch × 1)
音声出力端子 デジタル × 1(光)、アナログ × 4(2ch × 2 / Zone2 ×1 / 7.1ch × 1)
対応フォーマット Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audio、Dolby Digital EX、Dolby Pro Logic II、Dolby Pro Logic IIx、Dolby Digital Plus、DTS 96/24、DTS-ES / Neo:6、DTS-HD High Resolution Audio、AAC
サイズ 435(W)×172(H)×391(D)mm
質量 11.6kg