アップルは31日、据置型メディアプレイヤー「Apple TV」が、Google傘下のビデオ共有サービス「YouTube」のコンテンツに対応したと発表した。サービス開始時期は6月中旬、利用には無償提供されるソフトウェアアップデータの適用が必要。
Apple TVは、Intel製CPUを搭載したセットトップボックス型メディアプレイヤー。OS Xベースのシステムを採用、QuickTimeやFront Rowなど既存ソフトウェアの組み合わせにより、音楽や動画、写真などiTunesライブラリに蓄えたコンテンツを再生する機能を実現。EthernetとIEE 802.11n対応の無線LAN機能を搭載、インターネット上のiTunes Storeに接続し、ビデオの視聴などのオンラインサービスを受けることもできる。
今回のYouTube対応にあたり米AppleのSteve Jobs CEOは、「ユーザがリビングのソファに座ったままでYouTubeのビデオを簡単にブラウズ、検索、視聴するということが初めて可能になった。YouTubeは全世界にセンセーションを起こしている。Apple TVはそれをインターネットから直接リビングルームに持ち込み、ワイドスクリーンテレビで観ることを可能にする」とコメントしている。
あわせてアップルは、Apple TVに容量160GBのハードディスクをBTOオプションとして追加することを発表した。160GB HDD選択時の価格はアップルストア価格で49,800円、現在販売されている36,800円の40GBモデルに比べ13,000円高く設定されている。発売開始は6月1日の予定。