E-410に合わせ、新レンズ「ズイコーデジタル ED 14-42mm F3.5-5.6」が登場した。フォーサーズでは28~84mm相当の画角になる標準ズームレンズで、E-410とのセット販売も行なわれる。従来の「14-45mm F3.5-5.6」の後継にあたり、価格も同じだ(税別31,000円)。

特徴は、圧倒的に小型であること。14-45mmが285gだったのに対し、ED 14-42mmは190gしかない。E-410の小型ボディに合わせたのだろう。デザインも変更され、シャープなスタイルになった。マウント部分がプラスチックなのが気になるが、代わりにED(特殊低分散)レンズを使用している。

比較的安価なレンズということもあり、使ってみて飛び抜けて素晴らしいとは思わなかったが、逆に気になる部分も特にない。標準レンズとしてごく妥当なところだろう。

贅沢をいうなら、E-410にはもっと薄いパンケーキレンズが欲しい。発売が予定されている「ED 14-35mm F2.0 SWD」も楽しみだが、かなり大きなレンズのようだ。ペンタックスのLimitedシリーズのような薄いレンズが登場すれば、E-410がもっと楽しくなると思うのだが。

左:14-45mm F3.5-5.6、右:ED 14-42mm F3.5-5.6。新しい14-42mmは大幅に小型化されている

右のED 14-42mm F3.5-5.6はプラスチックマウント。しかしEDレンズを使用している

オプションの防水プロテクター「PT-E03」(価格は126,000円)。水深40mまでの耐圧性能を持っている