米XeroxのLeigh L. Klotz, Jr.氏は26日(米国時間)、DeXSSの最新版となるDeXSS 1.0.0を公開した。DeXSSはJavaで実装されたSAX2パーサ。XSS攻撃対策を実施するためのライブラリとして開発されている。成果物はAcademic Free License ("AFL") v. 3.0のもと、オープンソースソフトウェアとして公開されている。

ユーザからのテキスト入力を受け付けるダイナミックなサイトでは、XSS(Cross Site Scripting)のような攻撃を受ける可能性がでてくる。DeXSSはHTMLパーサであるTagSoupを活用することでHTMLを読み込んでSAX2イベントを生成。スクリプトや属性を削除するための機能を提供する。

同ライブラリではフィルタの形式でイベントに対する処理を記述。また同梱されている機能を使って文字列変換などを実施できる。