パイオニアは、DVDプレーヤーの新モデル「DV-600AV」「DV-400V」「DV-300」を発表した。発売はDV-600AVが6月上旬、DV-400Vが5月下旬、DV-300が4月下旬。すべてオープンプライスで、推定市場価格はDV-600AVが2万6,000円前後、DV-400Vが2万円前後、DV-300が1万2,000円前後。

幅広いメディアに対応可能なDV-600AV

今回発表された3モデルは、幅広いメディアへの対応が特徴のDVDプレーヤー。なかでもDV-600AVは、SACDやDVDオーディオの再生にも対応している。

DV-600AVとDV400Vには、1080pへアップスケーリングすることが可能なHDMI出力端子も装備され、USBマスストレージクラスに対応したUSBポートも備える。DV-400AVは、DV-600AVからSACD/DVD Audioの再生機能を除いたモデル。ベーシックモデルのDV-300では、HDMI出力端子は装備されず、USBポートも装備されない。3モデルすべてに、コンポーネント/S/コンポジットの映像出力端子とアナログ(DV-600AVのみ5.1で他は2ch)とデジタル(光/同軸)の音声出力端子を装備する。

DV-6000AVに搭載されているHDMI端子のバージョンはVer 1.2。同社の販売するマルチチャンネルアンプでは、「VSA-AX4ASi」「VSA-AX2AS」「VSA-AX1AV」がHDMI 1.2以上を装備しており、これらのモデルへなら、HDMIケーブル1本で、SACDのDSD信号を伝送することが可能だ。

使用されている映像DACは、3モデルとも108MHz/12bit。音声DACは、DV-600AVが192kHz/24bitで、DV-400VとDV300が96kHz/24bit。

各モデルで再生可能なメディアは、DV-300がDVD Video、DVD+-R/RW(DLにも対応。-R/RWではVR/ビデオの両モードに対応するが+R/RWではビデオモードのみ)、CD-R/RW、ビデオCD、音楽CD、CDV(オーディオパートのみ)、DTS-CD、CD-R/RW(DivXR / WMA / MP3 / JPEG形式。DivXは6の再生にも対応)。DV-400Vでは、DV-300が再生可能なメディアに加えて、CD-R/RWに記録されたWMV、USBマスストレージデバイスに記録されたMP3/WMA/MPEG-4 AAC/JPEG形式のデータの再生に対応する。DV-600AVでは、これに加えてSACDとDVD Audio。