--今、こうして話をしてきましたが、どうですか? 先ほどは、まだ優勝の実感はわかないとおっしゃっていましたが?

男∞M:今は、気持ちいいですね。

--ここまで最上級生のリーダーばかりが話してきましたけど、一番下の人っていくつなんですか?

男∞M:一番下は15歳ですね。1人だけ学生服着てます。今回は全員が来ているわけではないんですが、1年生が3人、2年生が1人、4年生が9人、5年生が3人です。去年までの卒検の影響がまだ残っていて、ちょっと情報系に偏っていたりします。だから、彼ら1年生は、できたばっかりのよくわからない同好会なんかによく入ってくれたなぁ、と(笑)。

--でも、今回のこういう大会の空気を肌で感じられた後輩がいるのは今後の強みになりますね。実際の組み込みの世界でも、客先とか機器の設置先の雰囲気を知ってるのと知らないのとでは、全然経験値が違ってきますしね。

SB:違いますね。

--そういう意味では、今日ここに、つまり現場に来たというのは、やはりいい経験になると思います。では、SBの方で、まだしゃべり足りないという方はいらっしゃいますか?

SBのベテランエンジニアの方:先ほど、15歳と聞きまして、うちの子供と一緒なんですよ(笑)。失礼ないい方だけど、そんな若い子たちと闘ってるんやー!? ってビックリしました。

--15歳って、レギュレーション上、参加できる一番若い年齢ですよね?

ETロボコン運営の小林氏:そうですね。一番若いのが、高校1年か高専1年ですから。上は果てしないですが。

--ETロボコン史上、最年少優勝ということになる?

ETロボコン運営の小林氏:たぶん、そうですね。高校生チームとか今回も出ていますけど、CS大会で優勝はないですから。CS大会で学生チームの優勝自体がなかったはずです。

SB一堂:おぉっ。

ETロボコン運営の小林氏:前身のUMLロボコンは今と大会の形が異なっていましたけど、2002年のUMLロボコンの第1回まで遡ると、大学院生のチームが優勝していますね。やはり1回目は若い力の勢いがすごいということなんでしょう。

--ベテランの技で勝ったチームと、若さで押し切ったチームと(笑)。本当に好対照ですね。しかし、それがまた同点になってしまうのだから面白い大会だった、と感じますね。

SB:そうですね。

--もちろん、それこそが面白いと、運営側が狙ったところなんでしょうけど。

ETロボコン運営の小林氏:そうですね。表彰式でETロボコン実行委員会本部・実行委員長の星光行さんも言ってましたけど、我々が企画した以上に面白かったですね。学生チーム、企業チームと分けるものもなく、結果的にすごかったなぁと。やはり、工夫しないとものが売れないですからね。工夫するというのは必要ですよ。

--そこですね。そういった意味では、来年またどうなるかわかりませんが、最後に来年に向けた抱負を両チームからいただければと思います。出るか、出ないかというまた別の問題もありますし、2連覇はなかなかできないことでもありますが。どうでしょう?

SB:(笑)。そうですね、2連覇は目指すべきところですよね。

SBのほかのメンバーの方々:お? そうなの?

一堂:(笑)

--言ってしまいましたが…。

SB:誰がやるかは置いといて(笑)。

--チームとして2連覇であって、中の人が一緒である必要はないということですね。

ETロボコン運営の小林氏:連覇っていうのは大変ですよ。みんな狙ってきて、ターゲットになりますから。

--男∞Mの方は、何かありますか?

男∞M:今回の優勝で、高専ロボコン以上に学校内でも注目してもらえるかも知れないので、2連覇を目指してETロボコンがもっと盛り上がるようなチームを作ってもらいたいな、と。

--そういえば宇部高専は、高専ロボコンの名門ですよね?

男∞M:そうですね。賞とかもらってます。

--ただ、今回の活動で校内でETロボコンも面白い、という認識も出てきた。

男∞M:そうですね。今までは機械・電気がメインで高専ロボコンを取り組んできていて、我々の同好会も上の学年は制御が多いんですけど、ETロボコンの方が肌に合うと感じている制御系の学生が出てきているのはあります。

--というわけで、男∞Mの来年の会長は、ほぼ内定ですよね。プロマネを努めた4年生ともなると、最上級生の5年生になった来年は言わずもがな気がしますし。来年は2連覇を目指すということで良いですか?(笑)

男∞Mのプロマネ:僕ですか?。来年は、今年の主戦力だった3人の先輩が抜けてしまって戦力大幅ダウンなんですが、来年は、僕ら今の4年生が中心になってがんばりたいと思います。…(やけ気味になりながら)もう連覇狙います!

男∞Mの先輩たち:お、言った!

--言っていただいてありがとうございます(笑)。といっても、実際のところ来年のレギュレーションなどがどうなるのかはまだわかってないので、読めないところが多いのが少々不安ですね。いきなりEV3(画像17)を使ってどうこうしろ、とかいう話題は入ってくる可能性もないとは言い切れないですし。

ETロボコン運営の小林氏:いや、将来的にはないとは言えないですけど、さすがに来年、EV3はないと思います(笑)。でも、星さんがアーキテクトは来年もやると表彰式の時に言っていたので、やることは決定です。ルールが今年のままとは限りませんけど。

画像17。EV3。まだ開発環境が整わなさそうだが、将来的には使われることだろう

--2チームとも無理やりですが、連覇宣言をしてもらったということで、来年こそ、どちらが良いかの白黒つけていただければと思います。しかし、40人の会場審査員の内の誰か1人が、どちらかのチームの時にウチワをもう1枚上げるか下げるかしているだけで、2.5点の差はついたわけですから、それで同点となったのがやはりすごいですよね(画像17・18)。ともかく、非常に面白い競技? ショー?として見ることができたアーキテクト部門の優勝を飾った2チーム。来年も活躍を期待しております。そして、来年こそは雌雄を決していただければと思います。

画像18(左):SBの会場審査の様子。 画像19(右):男∞Mの会場審査の様子。ウチワの上げられ方が違うのがわかるはず

SB:みなさんが本当に嬉しいと思ってもらえたのであれば、それが一番嬉しいですね。正直、地区大会では審査が甘めだったんですよ(男∞Mのメンバーも激しくうなずいて同意)。でも、CS大会は結構厳しくて。「あのレベルで100点超えないの!?」というのも結構ありましたからね。

--見ているこちらも、えーっていうのは、本当にありました。

ETロボコン運営の小林氏:30点、40点というのもありまして、我々の方もかなりドキドキしながら見てました。でも、CS大会は技術畑の方をそろえたのが、結果として良い方向で審査を行ってもらえたと思います。

--というわけで、ETロボコン史上初の2チーム優勝、そして共同インタビューとなって、大変長くなってしまいましたが、ありがとうございました。来年も2チームの活躍を期待してます。

一堂:ありがとうございました!(画像20)

画像20。最後は、両チームで集合写真