--みなさん、キャリア的にはいかがなんですか?

SB:キャリアも担当部署もバラバラで、私(リーダー)はビジネスアプリを10年ぐらいやってます。残りのエンジニア3名は組み込みです。30年の大ベテランの方もいます。追い込みの時期にはその職人技に本当に助けてもらいました。

--ベテランの方の経験を活かせるのはアーキテクトのいいところですよね。去年までは、今年のデベロッパーに当たるわけですが、若手を中級にステップアップさせる、というのが狙いでしたから、ベテランの方は基本的には参加しない方向でした。逆をいえば、ベテランの方の経験がないと、優勝を狙えないのがアーキテクトではないでしょうか。しかしそれを考えると、男∞Mはすごいですね。学生チームですから。

SB:将来有望ですよねぇ。我々が若い頃にこんなに優秀だったらと思いますよ(笑)。

--じゃあ、この中からぜひスカウトしていただいて(笑)。

SB:ぜひ(笑)。

--でも、実際のところ、ETロボコンをやっている学生たちが、優勝チームに憧れてその企業に就職するということは、これまでのインタビューでも何度か聞いています。やはり、優勝することでのネームバリューというのは高いですよね。

SBのマイクパフォーマンス担当の方:実のところ、みんな通常の業務をしながら、その合間を縫ってここまでやってのけたわけですから、これだけのすごいことをよくやり遂げたなぁと、チームの仲間として横から見ていて思いましたね。

--いろいろと犠牲にされたわけですよね。

SB:まぁ、確かに、土日はほぼ家にいなかったですよね。いたとしても、日曜大工でガジェット作りをしているとか。

SBのマイクパフォーマンス担当の方:それが、あの振り子でドーンのガジェット(画像10)ですね。あと、会社のバックアップが大きかったのも、優勝できた大きな要因です。

画像10。リーダーの方が作ったガジェット

--もちろん会社の理解があるからエントリーできているものとは思いますが、参加チームの中には業務が忙しいのに何をやってんだ、みたいなことを言われる人もいるようなんですが、そういうこともなかったと。

SB:確かに、そういう雰囲気になることがあるのも理解できますが、我々の場合は、「死ぬ気でどっちもがんばれ」という雰囲気でしたね。このCS大会に参加する時も、「ちゃんと仕事を片付けた上で行ってこい」でしたから。それに加えて、チームには直接は参加していないですけど、随分と同僚たちにも助けてもらいました。会社と同僚のみんなのバックアップがあったから、ここまで来られたのは間違いないですね。

--しかし、本当に男∞Mのみんなから見たら、実際に現場で活躍しているスーパーエンジニアの生の見本ですから、そういうイメージがあるんじゃないですかね? エンジニアの大先輩として、何か助言をぜひ。

SB:エンジニアをやるには、そうですね、体力は絶対に必要ですよね(ほかのメンバーも「うんうん」とうなずく)。

SB:どうしてもピンチになれば徹夜に近いような状況は絶対に起こりますから。そういう時は、土日もなくなることが多いですし。

--意外と、SBは武闘派なんですね(笑)。

SB:武闘派のメンバーがそろっていますね(笑)。上司にも「いい加減にしてお前らもう帰れ」といわれたりもするんですけど、やはりちょっとやり込みが足りないからと、ズルズルと…。

--世間一般のイメージですと、エンジニアは青白くて体力がないといったものがあると思いますが、確かに実際はそうじゃない。力仕事というか、肉体的なタフさがないと務まらない仕事ですよね。

SB:そうですね。

SBのマイクパフォーマンス担当の方:それなりにできあがって、みんなもう帰ってもいいはずなのに、どこか問題がないかと探し始めて、もうちょっと、もうちょっとと突き詰め始めてしまうんですよ。

--職人ですね。

SB:職人ですね(笑)。

--SBは日本の職人魂を見せつけて優勝したチームだった、というのがチームとしてのキャラクターですね。