LuxMark 2.0(グラフ25)

LuxRender
http://www.luxrender.net/wiki/LuxMark

もう一つ、GPGPUベースのフリー(GPLで配布)のレンダリングソフトであるLuxRenderのエンジンを使った、LuxMark 2.0のスコアを見てみたいと思う。今回はダウンロードセクションにある"Windows 64bit executables"を利用した。これを展開後、フォルダにあるLuxMark-x64.exeを実行すれば良い(Photo14)。

Photo14: これはレンダリングが終わった後の状況。LuxBall HDRでのシーンである。

起動すると勝手に"Sala"でテストが開始されるが、LuxMark自身は5種類("Room"/"Sala"/"LuxBall HDR"/"LuxBall"/"LuxBall Sky")のレンダリングシーンが用意されているので、今回はこの中でポリゴン数の多い"Room"/"Sala"/"LuxBall HDR"の3種類をそれぞれ選択した。シーンの選択が終わったらModeから"Benchmark (OpenCL GPUs-only)"を選ぶと実際にレンダリングが開始される。LuxMarkの場合、レンダリング時間は120秒と決まっており、この間にどれだけのレンダリングが行えたかを測定して、最後にダイアログを表示して終了である(Photo15)。

Photo15: ここでSumbitを選んで適時必要な項目を入手して登録を行うと、LuxMark Results Databaseに登録される。

さて、グラフ25がその結果である。こちらもスコアが高いほど高速ということになるのだが、数字の傾向がRoom/Sala/LuxBall HDRで全く同じであり、Sandra 2012のGP Processingの倍精度(グラフ13)とも非常に近い結果になっていることが判る。どうもOpenCLに関してはこれが一般的な傾向の様だと判断してもよさそうに思える。