ディスコは10月17日、全国の主要企業を対象とした「2018年卒・新卒採用に関する企業調査-内定動向調査(2017年10月調査)」の結果を発表した。調査期間は2017年9月27日~10月4日、有効回答は主要企業1,362社。

6割の企業が新卒採用選考を終了

2018年3月卒業予定者の採用選考を、「終了した」企業は57.1%(前年同時期57.6%)、「終了していない(採用継続)」は42.9%(同42.4%)で、共に前年とほぼ同水準となった。

採用選考の終了状況(総合/従業員規模別・業界別)

内定者充足率(採用予定数に対する内定者の割合)の平均は77.9%で、前年同時期(79.9%)を2ポイント下回った。一方、採用活動を継続している企業のうち、今後「充足率100%を目指す」と答えた企業は20.0%にとどまり、多くが質を優先する姿勢を示した。

内定辞退状況を尋ねると、前年よりも「増えた(かなり+やや)」は41.2%、「減った(かなり+やや)」は19.7%と、内定辞退者が増えた企業は減った企業の2倍以上に上った。

内定出しと内定辞退の時期については、共に6月に集中。採用状況の満足度については、「質・量ともに満足」が32.2%(同29.6%)、「質・量ともに不満」が22.0%(同20.6%)と、共に前年より増加し二極化の傾向がみられた。

2019年3月卒業予定者の採用数については、「増える見込み」(19.9%)が「減る見込み」(6.2%)の3倍以上に上った。面接開始のピークは「4月」で前年より前倒しの傾向がみられた。インターンシップ実施状況については、「冬季に実施を予定」が56.1%と前年(43.4%)より12.7ポイント増加した。