三菱航空機は7月6日、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)に関するWEB情報発信ツール「MRJ Newsletter」第26号にて、6月のトピックスを発表。6月19~25日にパリ郊外のル・ブルジェ空港で開催されたパリ・エアショーについて報告している。

パリ・エアショーでMRJは欧州初上陸

今回、国際的な航空ショーでは初なるMRJの実機展示を実施。ローンチカスタマーであるANAの塗装を施したMRJ飛行試験機3号機を披露した。同機は米国アラバマにて塗装され、現地時間の6月15日17時5分にル・ブルジェ空港に到着した。なお今回、MRJにとって初の欧州上陸となった。エアショーでの様子は動画にて、特設サイト上で公開している。

パリエアショーでの展示を終えた3号機は、アイスランド・ケプラヴィーク国際空港などを経由し、現地時間の24日16時頃、モーゼスレイクに到着した。同機は主にアビオニクスや自動操縦機能をテストする試験機で、帰途においてもGPS、気象レーダー、自動操縦などについてデータ収集を行うとともに、その機能性の確認を行った。

途中、エンジンパートナーのP&W社本部がある米コネチカット州ハートフォード近郊のブラッドレイ国際空港を経由。放水による歓迎を受けた後、P&W社やUTCエアロスペース・システムズ社の社員約500人に機体の見学を実施した。

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