満員電車での通勤は非常につらいもの。「少しでも座りたい」と思うところだが、現実はなかなか難しいかもしれない。なにか良い方法はないだろうか。今回は通勤に電車を使用している関西在住のマイナビニュース会員に「朝夕の通勤列車で、座るために工夫していることはありますか?」と質問してみた。

関西の電車通勤者が座るために工夫していることとは? (写真はイメージ)

Q.通勤に電車を利用しますか?

はい 60.5%
いいえ 39.5%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)朝夕の通勤列車で、座るために工夫していることはありますか?

ある 40.9%
ない 59.1%

Q.朝夕の通勤列車で座るためにしている工夫を教えてください

■降りる人が多い車両を選ぶ
・「大きな駅の出口付近の車両に乗ると、たくさん降りるので座れる確率が少し上がる」(26歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「環状線で大阪駅や西九条駅を通過するため、乗客がたくさん降りそうな車両を選んで乗車している」(32歳男性/教育/専門サービス関連)
・「途中の主要駅で降りる人が多い車両に乗っていると、たまに座れる」(36歳女性/教育/公共サービス関連)

■先に降りる人を覚える
・「決まった人の前に立つ」(49歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「自分より先に降りる人の顔を覚える」(27歳女性/ホテル・旅館/販売・サービス関連)
・「通勤電車だとだいたい毎朝同じ時間帯の人が乗るため、なるべくどの人がどの駅で降りるか覚えて、その人の近くにいる」(23歳男性/旅行・観光/営業関連)

■停車駅が多い電車に乗る
・「なるべく停車駅の多い普通に乗ります」(43歳男性/サービス/営業関連)
・「出勤時は特急に乗るが、帰宅時は座るためにあえて準急に乗る」(56歳男性/半導体・電子・電気機器/メカトロ関連技術職)
・「快速電車と、快速より止まる駅が少ない新快速電車があるが、少し早起きになっても座っていける方が良いので、快速電車でのんびり出勤するようにしている」(32歳女性/専門店/販売・サービス関連)

■時間をずらす
・「通勤ラッシュを避けた時間帯に乗る」(53歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「早く出発する。残業して座れる時間まで仕事する」(29歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/その他・専業主婦等)
・「乗換時に始発なので1本遅らせて座る」(32歳男性/重電・産業用電気機器/技能工・運輸・設備関連)

■列の先頭に並ぶ
・「何本か電車をやり過ごして並び、位置が先頭になるまで待つ」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「できるだけ早く行って前に並ぶ」(44歳男性/食品/事務・企画・経営関連)
・「1番前に並ぶ。そのために1本電車を見過ごす」(34歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/営業関連)

■その他
・「始発の駅まで歩く」(28歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「優先席は座らないので、優先席の扉は避ける」(28歳女性/ゲーム関連/IT関連技術職)
・「ドアの近くではなく、なるべく車内の奥の方の、座席の間に立つようにする」(26歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「帰り電車で疲れきってどうしても座りたいときは、目的地より前でも終着駅が短い方の電車に乗って、少しでも座って乗り継いで帰る」(47歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)

■総評
関西では40.9%が、通勤列車で座るために工夫していることが「ある」と回答した。具体的な方法として「座席の前に立つ」「駅のホームで先頭に並ぶ」といったものが挙げられたが、中でも多かったのが「先に降りる人を覚える」というもの。毎日同じ時間の電車に乗って通勤していると、同じ人に遭遇する確率が上がるため、どの人がどの駅で降りるのか自然と覚えてしまうのかもしれない。

先に降りる人を見分ける方法として、「いかにもサラリーマンな格好の人は、この駅で降りるだろうと目星を付けておく」「荷物を棚の上に乗せてる人の近くは避ける」といったコツも寄せられた。「降りる人が多い車両を選ぶ」という人も多かった。改札に近い車両や乗継ぎに便利な車両は、主要駅でどっと人が降りるため、席が空く可能性が高いそうだ。

車両と選ぶコツとしては、他にも「車両の端やトイレのある車両は比較的空いている」「増結する車両に乗る」といったものが挙げられた。新快速などの速達列車ではなく、あえて停車駅の多い列車に乗るという人も目立った。

調査時期: 2017年2月24日~2017年3月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女400名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません