しなの鉄道は「信州デスティネーションキャンペーン」に合わせた復刻塗装の第2弾として、5月20日からオレンジとグリーンのツートンカラー「湘南色」を復活させる。

「湘南色」の115系(写真はイメージ)

同社は3種類の車体塗装復刻を計画しており、第1弾の「初代長野色」は4月8日に登場。5月20日に復刻する塗装「湘南色」は、旧国鉄が1950年に東海道本線の湘南地域を走る電車に採用したことからその名が付き、やがて長野県内の路線をはじめ、各地で運用されるようになった。しなの鉄道線では、2013年に引退した169系で「湘南色」を復活させたことがあるほか、2015年に終了したJR線からの乗入れ車両(115系)も一部「湘南色」だったことがある。今回は初めて、しなの鉄道115系に湘南色を施す。

復活当日の5月20日は、10時15分から戸倉駅で出発式を開催。一般公募の「こども駅長」によるテープカットや出発合図を行い、同駅を10時32分に発車。軽井沢行の臨時列車として運転される。復路も臨時列車として軽井沢駅から戸倉駅まで運転。臨時列車は往路・復路ともに同区間に有効な乗車券類を持っていれば誰でも乗車可能。塗色変更車両専用の特別な編成札を装着して運行するほか、車内で記念乗車証明書を配布する。

軽井沢駅では臨時列車の折返し時間を利用し、駅構内で115系「湘南色」の撮影会を実施。有効な軽井沢駅の入場券、または軽井沢駅発着の乗車券を持っていれば参加できる。当日は戸倉駅と軽井沢駅で記念乗車券も発売される。なお、しなの鉄道の車体塗装復刻の第3弾は7月29日に登場予定だが、カラーリングはまだ伏せられている。

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