カカクコムは2月27日、「生命保険」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は1月12日~18日、対象は価格.comID登録ユーザーで有効回答は1,748人。

生命保険の加入率、若い世代ほど低い傾向

生命保険の加入率を調べたところ、79.7%が「加入している」と回答。年代別にみると、若年層ほど加入率が低い傾向がみられた。2009年の前回調査と比べると、前回の加入率は約9割で年代別でも高い割合だったが、今回は20代で18.9ポイント減の46.3%、30代で15.8ポイント減の73.8%、40代で16.7ポイント減の76.7%と、大幅に減少していた。

生命保険の加入率「価格.com」調べ

加入している生命保険の種類は、「生命保険(終身)」が73.2%と圧倒的に多く、次いで「生命保険(定期)」が33.9%、「個人年金保険」が30.1%となった。

生命保険に加入したきっかけを聞くと、「社会人になったから」が28.6%、「自分で必要だと感じて」が26.1%と、それぞれ3割近くを占めた。40代~50代でも3割超が「社会人になったから」と回答し、社会人になって間もない時期に加入した保険を継続している人が多いことがわかった。また30代では「家族構成が変わったため」(21.5%)を挙げる人も多かった。

生命保険の加入目的で多かったのは、「医療保障」(74.7%)と「遺族保障」(60.9%)。年代別にみると、20代で「老後保障」(36.8%)と「保障と貯蓄をかねたもの」(47.4%)の割合が他の年代よりも高く、同調査は「若い世代が持つ将来に対する不安の大きさがかいま見える結果」となったと分析している。

加入している生命保険の保障内容については、「理解していたが内容を忘れた」が24.6%、「理解していない部分がある」が24.8%、「わからない」が4.0%と、半数以上が把握できていないことがわかった。