アイ・オー・データ機器は13日、スマートフォン向けのネットワークHDD(NAS)「ポケドラPhoto(HLS-CM)」シリーズを発表した。容量が500GB / 1TB / 2TBの3モデルを用意。7月下旬から発売する。価格(税別)は500GBが13,100円、1TBが16,500円、2TBが25,500円。合わせて専用アプリ「なすカメ」も提供する。

ポケドラPhoto(HLS-CM)シリーズ

ポケドラPhoto(HLS-CM)シリーズ

自宅に設置、ネットワーク接続しておくことで、スマートフォンで撮影した写真や動画を自動的に保存するネットワークHDD(NAS)。カメラアプリ「なすカメ」をスマートフォンにインストールし、保存先として指定する。外出先から自宅に帰ったとき、スマートフォンからポケドラPhotoへと写真をバックアップ。同一ネットワークに接続したスマートフォンの写真を保存するので、複数のスマートフォンにアプリをインストールしておくと、写真などを簡単に共有できる。

機能のイメージ

メディアサーバー機能を搭載しており、ネットワークにつながったDLNA対応テレビなどで、保存した写真や動画を視聴することも可能。フォルダ共有の設定などはすべてスマートフォンから設定でき、外出先からのデータ保存にも対応する。推奨している端末の接続数は5台で、作成可能な共有フォルダ数は最大16だ。

専用アプリ「Remote Link Files」では、データのダウンロードとアップロードや、写真・動画・音楽などの再生が可能。友人などとデータを共有したいときは、画面に表示されるQRコードでアクセス権を付与できる。そのほか、WindowsやMacでフォルダを自動同期する「Remote Link PC Sync」、ポケドラPhoto同士でのデータ自動同期もサポート。Doropboxなどのクラウドストレージとのデータ連係も行える。

対応ファイル形式は、動画がwmv / m2p m2ts / ts / mpeg / mpg / mp4 / avi / vob / divx / 3gp / mpe / dvr-ms / xvid / m1v / m4v / mov / mkv / ogg / flv / mts、写真がbmp / gif / jpg / jpeg / png / tif / tiff、音楽がwav / mp3 / wma / m4a / m4b / ogg / flac / aac / mp2 / ac3 / mpa / aif / aiff / asf / dff / dsf。

内蔵するHDDは2.5インチドライブで、本体はファンレスのコンパクト設計。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1。本体サイズは約W85×D79×H130mm、重量は約340g。対応OSは7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.7~10.11、Android 4.1~6.0、iOS 7.1~9.3。

なすカメ

「なすカメ」は無料のカメラアプリで、撮影した写真や動画などを「ポケドラPhoto」へ保存するためのもの。7月13日にAndroid用とiOS用の提供を開始する。対応NASとWi-Fi環境を用意することで、「なすカメ」で撮影したデータをリアルタイムでNASへと保存する。データのバックアップだけでなく、知人との写真共有にも役立つ。対応フォーマットは、写真がjpg / jpeg / png、動画がmov / mp4 / 3gp。

現在対応している機種は、アイ・オー・データ機器の「HLS-C」シリーズ、「HLS-CHF」シリーズ、「HLS-CM」シリーズ、「HDL-T(C)」シリーズ、「HDL-A」シリーズ、「HDL-AR」シリーズ、「HDL-ART」シリーズ、「HDL2-A」シリーズ、「HDL2-AR」シリーズ、「HDL2-ART」シリーズ、「HDL-AA」シリーズ、「IPHL-ART」シリーズ、「IPHL2-ART」シリーズなど。