Intelは21日、「Skylake」(開発コード名)をベースとした、企業クライアントPC向けのプラットフォーム「第6世代Intel Core vPro」を発表した。

Core vProは企業クライアントPC向けに、運用管理のしやすさや高いセキュリティ機能を提供するプラットフォーム。新たな第6世代では、Skylakeアーキテクチャをベースとすることで、高いパフォーマンスと低消費電力を実現。5年前のPCと比較して、性能が最大2.5倍、バッテリー駆動時間が3倍、グラフィクス性能が30倍に向上し、ビジネスにおける生産性を最大化するという。

第5世代に続き、さまざまな職場環境向けに設計された2 in 1 PCや薄型のクラムシェル型ノートPC、ミニPC、All-In-Oneデスクトップなどなど幅広いフォームファクタの製品を提供できるようになったとしている。

また、企業向けの新しいセキュリティーソリューションとして「Intel Authenticate」のプレビュー版を公開。PINなどの知識情報、スマートフォンなどの所有物情報、指紋などの生体情報など、最大3つまでの要素を組み合わせてユーザーのIDを認証する。認証データをハードウェア側で持つことで、IDとパスワードの保護を強化し、IDやセキュリティ認証を狙った攻撃に対する脆弱性を低減するという。

さらに、vPro搭載製品に向けて提供する会議支援ソリューション「Intel Unite」の強化も行われている。従来の画面共有に加えて、アプリケーションの共有や拡張ディスプレイ、自動切断などの機能を追加したほか、Skype for Businessなどをサポートする。なお、インテルは渋谷ヒカリエの貸会議室「Hikarieカンファレンス」にて、「Intel Unite」を試験的に導入することも合わせて発表した。