医師に処方してもらった内服薬を使用する人は、およそ4人に1人だった

3月に入り、スギ花粉シーズンの真っただ中になったと言っていいだろう。毎年のように目のかゆみや鼻水に苦しむ人たちにとっては、その症状を緩和させるための対策をしっかりと講じることが大切となってくる。その際、同じく花粉症で困っている人たちがこれまでに実践してきた"体験談"は、何よりも参考になると言えるだろう。

このほど、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「これまでに試したことがある花粉症対策」とその理由を聞いてみたので紹介しよう。

Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください(複数回答可)


1位: マスクを着用する(81.7%)

2位: 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(30.3%)

3位: 外出をなるべく控える(27.3%)

4位: 市販の内服薬を使用する(25.0%)

5位: 病院で処方された内服薬を使用する(23.7%)


■マスクを着用する
・「立体式のマスクを試したら、例年よりもひどい症状が出なかった」(36歳男性/金融・証券 /事務系専門職)
・「お茶や目薬は効果を感じられなかった。毎年風邪を併発するので、ガーゼマスクの内側にティッシュを重ねて鼻水を吸収させつつ、のどが乾かないように気を付けている」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「気分的なものもあると思うが、マスクは顔も隠せるし安心する」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)
・「立体マスクは耳が痛くならないし、フィットしててくしゃみが断然減った」(41歳女性/情報・IT/技術職)
・「マスクは常にする。あと、病院で毎年注射してもらい、症状を抑えている」(25歳男性/情報・IT/技術職)

■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する
・「点鼻薬や目薬は、即効性があるから便利」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「目がゴロゴロすることもあるので市販の目薬を使っている。劇的に効くというわけではないが、ちょっとは視界がクリアになる感じ」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「点眼薬をさして、メガネをつけるだけでもかなり違います」(31歳女性/その他/その他)

■外出をなるべく控える
・「外に出ない日は体調が良かった」(27歳女性/食品・飲料/営業職)
・「外出を減らすことで花粉症はあまりでなくなった」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)
・「育休中であまり外出しなかったら無事だった」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

■市販の内服薬を使用する
・「花粉症を治す薬はないので優先的に止めたい症状を薬剤師と一緒に検討し、それに合った薬を服用するようになった」(33歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「何種類かの市販薬を試して、一番自分に合うものを使っている」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)
・「新しい成分の市販の内服薬を試したら、眠気がほとんど出ず驚きました」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)

■病院で処方された内服薬を使用する
・「病院で処方された内服薬を使用すれば寝れる」(44歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「市販の薬よりも、お医者さんに処方してもらった薬のほうが、効き目がある。しかし、副作用もものすごくある」(42歳男性/自動車関連/技術職)
・「病院で漢方を処方してもらったら、外出はできるようになった」(30歳女性/その他/その他)

■総評

8割以上が支持した1位は「マスクを着用する」だった。安価かつ手軽にできるという点が人気の理由で、「とりあえずマスク」というようにマスクは最低限やるべき対策と考えている人が多数見られた。

2位は「市販の点眼薬・点鼻薬を使用する」となった。クリティカルに症状が緩和されるわけではないが、看過できないほどの効き目を感じている人も少なくなかった。また、手軽に購入できるのも人気要因の一つだろう。3位には「外出をなるべく控える」が入った。2014年4月からの増税が家計を圧迫する中、外出を控えるのはある意味、「最もエコノミーな対策」と呼べるかもしれない。

「目がかゆい時に眼科へ行ったら、いい目薬をくれた。てきめんに効いたがヒリヒリ痛くなって副作用が出た」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)、「病院で処方してもらった内服薬は、はじめは効果があるが、後々効果が薄くなる」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)などに見られるように、薬の効果や、どの薬が自分に最適かは人によって異なる。副作用の問題もあるため、服用・使用する際は十分に注意してほしい。

※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません
※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2015年11月5日~11月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性116名 女性184名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート