ヤマハは14日、5.1ch対応のスリムタイプAVレシーバー「RX-S601」を発表した。発売は10月上旬で、希望小売価格は税別67,000円。

RX-S601(B)

RX-S601(H)

RX-S601は、2014年9月に発売された「RX-S600」の後継モデル。定格出力は95W(1ch、6Ω、0.9%THD)で、ディスクリート構成を採用している。スリムタイプの本体は、収納スペースの狭いラックにも設置しやすい。

ハイレゾ音源は、DSD 5.6MHz、192kHz/24bitのAIFF / WAV / FLACのほか96bit/24kHzのALACに対応する。また、上下方向の音場を表現するシネマDSP 3Dモードを、5.1ch構成のスピーカーで利用できる。映像出力ではHDCP2.2に新対応。搭載しているHDMI端子(入力×6、出力×1)のうち、入力×1、出力×1において、4K/60P映像信号のパススルーが可能だ。

新たにWi-Fi機能(Wi-Fi Direct対応)とBluetooth機能を搭載。BluetoothのコーデックはSBCとAACをサポートする。有線LAN端子も備え、ネットワーク機能としてはDLNA1.5やAppleのAirPlayに対応している。

RX-S601は、専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットで操作可能。専用アプリは「AV CONTROLLER」「MusicCast CONTROLLER」の2つに対応する。新機能の「MusicCast」では、他のMusicCastサポート機器と連携しての同時再生が行える。MusicCast CONTROLLERの対応OSは、iOS 7.1以上、Android 4.1以上。

入力端子は、HDMI×6、RCA×3、ステレオミニ×1、光デジタル×1、同軸デジタル×2、コンポジットビデオ×3、USB(2.0)×1、有線LAN×1。出力端子は、HDMI×1、スピーカー×5、サブウーファー×1、ヘッドホン×1、コンポジットビデオ×1。サイズはW435×D327×H111mm(アンテナ含まず)。重量は7.8kg。カラーはチタン、ブラックの2色。

RX-S601背面端子

RX-S601(B)

RX-S601(H)

リモコン

RX-S601+5.1chスピーカーセット

YHT-903JP(B)

YHT-903JP(W)

YHT-903JPは、RX-S601と2013年に発売された5.1chスピーカー「NS-PA40」のセット。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税込95,000円前後。カラーはブラック、ホワイトの2色。

YHT-903JPのホワイトモデルはYHT-903JPのみで展開。単品での発売は現時点で予定していない

RX-S601+バスレフスピーカー

YHT-503JP

YHT-503JPは、RX-S601と2013年に発売されたバスレフスピーカー「NS-BP182」のセット。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税込75,000円前後。カラーはブラックのみとなっている。