IBJとエムティーアイは共同でこのほど、婚活サポートコンソーシアムの活動の一環として、IBJの婚活サービスを利用する20代~30代の未婚男女480名(男性126名、女性354名)を対象に、「結婚後の出産育児」に関する意識調査を実施し結果を発表した。調査期間は6月12日~18日。

男女ともに「仕事をしながら夫婦で育児」が理想

「理想の母親像は?」

「育児に対する自信」について調べた結果、男女約4割(男性42.9%、女性39.0%)が「自信がある」と回答した。

そこで、理想とする母親像とはどういうものなのか探ったところ、男女ともに「仕事をしながら育児を夫婦で分担(男性62.7%、女性58.8%)」が断トツ1位となり、次いで「子供ができるまでは共働き。妊娠出産後は退職して育児に専念(男性24.6%、女性27.4%)」と続いた。

「男性に任せたい育児」

「育児を夫婦で分担」を理想とする意見が多かった一方で、父親が積極的に行いたい育児は、「入浴」と「子供と遊ぶ」に回答数が集中。手間がかかりそうな「寝かしつけ」「送り迎え」「食事」「オムツ換え」といったものに関しては回答数が少なかったことから、男女ともに"育児は母親がメインでする"という意識が高いことがうかがえた。

第一子出産は「結婚後2年以内」が理想

「結婚から第一子出産までの理想の期間」

次に、女性を対象に「結婚から第一子出産までの理想の期間」について質問したところ、20代女性の過半数が「2年目以内(54.7%)」と回答。次いで「3年目以内(22.4%)」「1年目以内(18.0%)」となった。対して30代は、「1年以内(44.7%)」と「2年目以内(45.1%)」が大半を占める結果に。30代を境に「1年以内」を選択している人が急増することから、出産に対して、女性の方が年齢を考慮して現実的かつ若干シビアな視線を持って覚悟をしている傾向がうかがえる結果となった。

「出産時の父親の立会いについて」

また、出産時の父親の立会いについても聞いたところ、男性の61.9%が立会いを希望したのに対し、女性は34.7%にとどまり、男女間で27.2ポイントもの差があることが判明。女性は男性が思っているほど父親の立会いを希望していないことがわかった。

女性97.4%が「家事育児に積極的な男性は魅力的」と回答

「出産・子育ての価値観の一致不一致は、婚活で重視しますか?」

次に、「出産・子育ての価値観の一致不一致は、婚活で重視しますか?」と尋ねたところ、「強く重視する(39.0%)」「少し重視する(53.8%)」と、実に9割超の男女が「重視する」と回答した。

「家事育児に積極的な男性は魅力的だと思いますか?」

また、「家事育児に積極的な男性は魅力的だと思いますか?」という問いに対し、女性の97.4%が「そう思う」と回答していることから、女性は自分の年齢や育児に対しての現実的な視線を持ち不安を感じているからこそ、価値観の合う育児に積極的な男性に魅力を感じていている様子がうかがえた。

調査では、「男性は入浴や子供と遊ぶことだけで育児を分担しているつもりになるのではなく、もう一歩踏み込んで自分が担当したい育児の範囲を広げていく意識を持つ事が成婚への道につながると言えるでしょう」とコメントしている。