ニコンイメージングジャパンは7月2日、ニコンFXフォーマットを採用するデジタル一眼レフカメラ用の交換レンズとして超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」と「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」を発表した。いずれも発売は7月16日。希望小売価格は前者が1,200,000円。後者が1,475,000円(いずれも税別)。

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRは、焦点距離が500mm、開放F値4の超望遠単焦点レンズだ。蛍石レンズを2枚採用したことで、本体重量は従来モデルより約20%(約790g)軽い約3,090gを実現。蛍石レンズとEDレンズの採用、ナノクリスタルコートを施すことで色収差やゴーストを抑制している。

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

VR機構には「NORMAL」モードと「SPORT」モードを搭載。「NORMAL」モード撮影時では4.0段分(CIPA準拠)の手ブレ補正効果が得られる。「SPORT」モードは、動きの激しい被写体を追う際に適しており、被写体を安定して捉えられる。また、高速連続撮影時でも高いAF追従性能と、電磁絞り機構によりAEを安定させている。

主な仕様は、焦点距離が500mm、開放絞りがF4、最小絞りがF22。レンズ構成は12群16枚(EDレンズ3枚、蛍石レンズ2枚、他保護ガラス1枚)。絞り羽枚数は9枚(円形絞り)。画角は5度。最短撮影距離は3.6m、最大撮影倍率が0.15倍。

フィルターサイズは40.5mm。本体サイズは最大径約140×長さ387mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重量は約3,090g。かぶせ式レンズキャップ、裏ぶた、かぶせ式フード、組み込み式フィルターホルダー、40.5mmネジ込み式NCフィルター、ストラップ、トランクケース、一脚座が付属する。

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRは、焦点距離が600mm、開放F値4の超望遠単焦点レンズ。AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRと同様、蛍石レンズを2枚採用したことによって、本体重量は従来モデルより約25%(約1,250g)軽い約3,810gを実現した。VR機構についてはAF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRと共通。

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

主な仕様は、焦点距離が600mm、開放絞りがF4、最小絞りがF22。レンズ構成は12群16枚(EDレンズ4枚、蛍石レンズ2枚、他保護ガラス1枚)。絞り羽枚数は9枚(円形絞り)。画角は4度1分。最短撮影距離は4.4m、最大撮影倍率が0.14倍。

フィルターサイズは40.5mm。本体サイズは最大径約166×長さ432mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重量は約3,810g。付属品についてはAF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRと共通だ。