Microsoftは6月1日、Windows 7およびWindows 8.1上で、Windows 10への無償アップグレードをうながす通知プログラムを開始した。また同日、Windows 10の提供開始日を7月29日に確定したことも明らかにした。
この通知プログラムは、GWXUXとも呼ばれ、5月にリリースした更新プログラム「KB3035583」によって実現する機能だ。米国では「Get Windows 10」アプリと呼ばれている。通知領域に現れたアイコンをクリックすると、上図のウィンドウが現れる。左右にスクロールするとWindows 10が備える仮想デスクトップなどの新機能をアナウンスする仕組みだ。こちらの説明によれば、Windows 7/8.1からWindows 10へアップグレードするには、3GBの空き容量が必要となる。
「無料アップグレードの予約」ボタンをクリックすると、メールアドレスの入力を求められる。手続き自体はこれで完了し、7月29日の正式リリース時に入力したメールアドレスにWindows 10へのアップグレード手順などが送られる仕組みのようだ。
「Windows 10を入手する」アイコンのコンテキストメニューには、アップグレードのステータス確認やWindows Updateの呼び出しに関する項目が用意されている。こちらを見る限り、Windows 10への無償アップグレードはWindows Update経由で行うようだ。
なお、無償アップグレードの対象外となるエンタープライズエディションや、Windows 10をインストールするための最低限のシステム要件を満たしていない場合、「Get Windows 10」アプリが動作しない。また、<Windows 10の詳細を確認する> を選択するとアクセスできるQ&Aページによれば、Windows 10へのアップグレードが可能か確認する「Windows 10 Upgrade Advisor」も今後稼働する予定だ。