住友不動産はこのほど、東京都中央区日本橋で展開中の、複数の共同事業者による大規模複合開発「日本橋二丁目地区北地区」計画において、事業の中核となる超高層タワー棟の名称が「東京日本橋タワー」に決定したことを発表した。

「東京日本橋タワー」外観完成予想図

日本橋の新ランドマークとして伝統の継承と進化を図る

同プロジェクトは、日本橋交差点角というシンボリックな立地に、業務×商業×多目的ホールなどで構成される延床面積13万8,000m2を開発するもの。開発にあわせ、日本橋交差点前に約1,500m2の広場を整備し、建物と直結される地下鉄「日本橋」駅へのアプローチとなるサンクンガーデンを設置する。

さらに、国際会議が開催可能な多目的ホール、観光案内所の設置などを予定しており、日本橋エリアのさらなる活性化の一翼を担うとともに、東京の国際的地位向上、都市再生への貢献を図るという。また、建物はBCP対応を強化し、災害時には日本橋駅前の地域防災拠点となるよう各種施設・設備を設置する。

1階エントランスホール完成予想図

タワー棟は日本橋の伝統と格式を重んじたデザインとし、御影石張りを採用。ランドマークとなる地上35階建ての超高層ビルで、1階のエントランスホールは天井高約17m、四層吹き抜け構造を採用した。

東京メトロ「日本橋」駅改札口付近より、地下広場とサンクンガーデンを望む・完成予想図

日本橋で創業200年を数える和紙舗「はいばら」が出店するとともに、低層階と地下に店舗、イベントホールなどの利便施設、8階以上にオフィスを配置する。竣工は2015年春を予定している。