日本損害保険協会沖縄支部はこのたび、7月に発生した台風8号による沖縄県における保険金支払調査を行った。

火災保険や自動車保険などを合わせた保険金支払件数は5164件、支払額は20億6752万円(7月末現在)となった。

台風を理由とするものとしては国内で初めて特別警報が発表された台風8号は、7月8日(火)に沖縄本島地方、久米島地方、先島諸島を暴風域に巻き込み甚大な被害をもたらした。最大瞬間風速は渡嘉敷村で53.0メートル、那覇市で50.2メートルを観測、激しい風によるエアコン室外機の破損や、シャッターなどが損害を被ったため、保険金支払額が増大したものと思われる。

沖縄県は保険加入率が全国より低いため、実際の被害額はこれよりも多いと思われる。同支部では、県民の安心・安全を確保するためにも保険のさらなる普及を図っていくとしている。