日本損害保険協会中部支部は5日、愛知県警察本部交通捜査課と東警察署に感謝状を贈呈した。

これは、2012年4月13日に名古屋市守山区で発生した事故など一連の偽装交通事故保険金詐欺事件の犯人グループを検挙したことで、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献をした功績を称えたもの。

こうした事件が警察の捜査により逮捕・立件に至ったことは、犯人グループの今後の犯罪を途絶したのみならず、この種の犯罪の抑止効果にもなる。保険金の不当・不正な請求等の排除に大きく貢献することであり、損害保険業界としても誠にありがたく意義深いことだという。

同日は、同支部の田村委員長から、愛知県警察本部交通捜査課の松本太臣課長と、愛知県東警察署の緒方啓一署長に感謝状を贈呈し、事件解決にかかる謝辞を述べた。また、損害保険業界の保険金不正請求に対する取組みや愛知県の自動車関連窃盗の状況について意見交換を行った。

感謝状の贈呈に際し、警察関係者は、「今後も引き続き損害保険業界とも連携して、犯罪者に対して断固とした態度で臨んでいく」と述べた。