JVCケンウッドは7月17日、ステレオヘッドホン「HA-RZ910」「HA-RZ710」「HA-RZ510」「HA-RZ310」を発表した。発売は7月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は、HA-RZ910が8,000円前後、HA-RZ710が5,000円前後、HA-RZ510が3,000円前後、HA-RZ310が2,000円前後(いずれも税別)。

上段左が「HA-RZ910」で右が「HA-RZ710」。下段左が「HA-RZ510」で右が「HA-RZ310」

4製品は、高解像度再生と、長時間のリスニングでも快適な装着性を実現したインドア用の密閉ダイナミック型ヘッドホン。HA-RZ910とHA-RZ710はφ50mm、HA-RZ510とHA-RZ310はφ40mmのドライバーを採用。HA-RZ910は高磁力高性能ネオジウム、HA-RZ710とHA-RZ510は高磁力ネオジウムマグネットを使用している。

ドライバーユニットの周辺には、共振を抑えるための制振リブを5つ設置。HA-RZ910には、直接音と間接音をコントロールして音の広がりを増す「アコースティックレンズ」を搭載している。また、HA-RZ910とHA-RZ710には、ハウジング内の圧力を均等化することで振動板の動きを安定させる「サウンドスタビライザー」を装備している。

HA-RZ910とHA-RZ710は、広い面積で頭部をしっかり包み込むことで安定した装着を実現する「ワイドホールド・ヘッドバンド」を採用。HA-RZ910は低反発イヤーパッド、HA-RZ710はソフトレーザーイヤーパッドを使用している。また、HA-RZ510とHA-RZ310は、ハウジングが頭の形状に合わせて全方向に動く「ツイストアクション機構」を搭載している。

再生周波数帯域は、HA-RZ910が7Hz~26kHz、HA-RZ710が8Hz~25kHz、HA-RZ510が10Hz~22kHz、HA-RZ310が12Hz~22kHz。インピーダンスは、HA-RZ910が64Ω、HA-RZ710が48Ω、HA-RZ510が70Ω、HA-RZ310が32Ωだ。

出力音圧レベルは、HA-RZ910が106dB/1mW、HA-RZ710とHA-RZ510が105dB/1mW、HA-RZ310が100dB/1mW。最大許容入力は、HA-RZ910とHA-RZ710が1,500mW、HA-RZ510とHA-RZ310が1,200mWとなっている。

ケーブルはいずれも片出しタイプで、HA-RZ310を除く3モデルは長さ1.2m。HA-RZ310のみ、長さ3.5mだ。質量は、HA-RZ910が350g、HA-RZ710が330g、HA-RZ510とHA-RZ310が194g。