大塚製薬はこのほど、20代~60代の男性を対象とした「スキンケアに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は5月9日~12日にインターネット上で実施。500人の回答を得た。

男性でも、肌についての悩みや不満を持っている人が多い

8割近くの男性が「肌に悩み」あり? 悩み1位は「乾燥、かさつき」

「肌について気になったり悩んだりしていること」を聞いたところ、「特に気になったり、悩んでいることはない」男性は22.8%で、残りの77.2%は何らかの肌の悩みを抱えていた。

具体的な悩みとしては「乾燥・かさつき」が23.4%、「しみ・黒ずみ」が23.2%、「頭皮の脂」が20.4%、「テカリ、べたつき」が18.2%、「しわ」「汗をかきやすい」がともに17.2%などとなった。年代別で見ると、若い年代では「乾燥・かさつき」や「ニキビ」「毛穴が目立つ」などが多く、年代が上がっていくと「しみ・黒ずみ」「しわ」「たるみ」が多くなった。

肌の手入れをしている男性は約半数

「肌の手入れをしているか」を聞いたところ、「日常的にしている」が16.2%、「気になるところがあればたまにしている」が28.8%となり、合わせて45.0%の男性が肌の手入れをしていた。特に20代、30代で多く、どちらの世代も半数を越えていた。

50代男性でも45%は肌の手入れをしている

「肌の手入れの方法」は、「化粧水」が38.7%、「洗顔料」が36.9%、「こまめな洗顔」が32.9%、「日焼け止めを塗る」が27.7%、「シェービング剤をつける」が21.3%、「顔用の乳液をつける」が20.9%などとなった。世代による傾向を見てみると「化粧水」「洗顔料」の項目は若年層が高率だったが、それ以外の項目では中高年層の割合が高いものも多く、中高年層もスキンケアのためにさまざまなアイテムや手法を取り入れようとしている様子がうかがえた。

「スキンケアは身だしなみ」とする男性は7割以上

スキンケアをしていない人でも6割近くが「身だしなみ」と考えている

「スキンケアに関する考え方」をさまざまな角度から聞いたところ、「男性もスキンケアは身だしなみとしてすべきことだ」と考えている人は71.2%となった。ほか、「昔と比べて、スキンケアをすることの抵抗感は弱まった」(81.2%)、「男性でも肌がきれいな方が得をする」(79.2%)、「肌がきれいな男性は仕事ができるように見える」(52.8%)、「肌がきれいだと自分に自信が持てる」(71.6%)など、男性のスキンケアに対して好意的な人が多かった。

肌の手入れをしている男性は、出世が早く女性にモテて友達も多い!?

スキンケアをする男性は自分の仕事やコミュニケーションに自信あり

「仕事・コミュニケーション能力の自己評価」を「肌の手入れの頻度」と合わせて分析したところ、日常的に肌の手入れをしている男性ほど「仕事ができる方だ」(80.3%)、「コミュニケーション力は高い方だ」(56.8%)、「出世・昇給は早い方だ」(56.1%)、「異性にもてる方だ」(53.1%)、「友人は多い」(37.0%)と回答し、自己評価が高かった。