ソニーは4月11日、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ「α7S」の動画撮影データをYoutubeに公開した。暗闇にかすかな炎がみえるISO1600で撮影したシーンから、ISO409600まで徐々に感度を高めていく内容だ。

α7Sは4月6日に海外で発表された製品で、35mmフルサイズで有効1,220万画素のExmor CMOSセンサー、画像処理エンジンにBIONZ Xを搭載。暗所での撮影性能を強化しており、ISO409600(拡張)の高い感度を利用できる。

動画の下の本文に感想を記載しているので、再生前の方は注意いただきたい。

Youtubeの「SonyHowTo」に公開された動画

動画はISO1600で撮影したシーンから始まる。暗闇の中に炎がゆらめいており、右下のテロップには「Sony A-Mount 16-35mmm f2.8」との記述がみられる。ISO3200からISO6400に至って、空と水平線らしき境界が認識できるようになり、屋外で撮影されたことがわかる。

その後、感度が上がるにしたがって、徐々に暗闇ではなく夜明け前のような明るさになっていく。ISO204800ではノイズが増してくるが周囲の色やテクスチャがわかるように。そして、ISO409600で曇天の早朝のような明るさに至る。動画の長さは1分36秒、登場する人の動きから編集によって時間を短縮された(早送りされた)ものではないことがわかる。

α7Sは3,840×2,160ドットの4K動画撮影にも対応する。発売日と価格は、後日あらためて発表される予定だ。

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α7S

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