米JK Imagingは1月8日、コダックブランドのレンズ型デジタルカメラ「KODAK PIXPRO SMART LENS Camera」を発表した。ラインナップは光学10倍ズームの「SL10」(199米ドル)と光学25倍ズームの「SL25」(299米ドル)の2モデル。現地発表では2014年春の発売とされているが、日本での発売については不明となっている。

「KODAK PIXPRO SMART LENS Camera」(写真は「SL10」)

iOSやAndroidを採用するスマートフォン向けのデジタルカメラ。2013年9月にソニーから発表された「サイバーショット DSC-QX100」DSC-QX10のように、アタッチメントを用いてスマートフォンに装着して撮影を行う。使用に際してはスマートフォンへの専用アプリのダウンロードが必要となり、スマートフォンとはワイヤレスで接続する。

詳細な仕様は公表されていないが、SL10は焦点距離28-280mm(35mmフィルム換算時)の光学10倍ズーム、SL25は広角側で焦点距離24mm(同)からの光学25倍ズームが可能となっている。いずれもスマートフォンとの連携によるSNSへのアップロードを行える。また、撮影データの記録用にmicroSDメモリーカードスロットを搭載。

2012年1月に連邦破産法の適用を申請した米イーストマン・コダックは、2012年2月にデジタルカメラ事業から撤退。2013年1月にJK Imagingにデジタルカメラ、ポケットビデオカメラ、ポータブルプロジェクターなどのコンシューマー機器において、コダックの商標を複数年にわたって使用許可する契約を締結していた。JK Imagingはコンシューマー向けのデジタルイメージング製品や家電製品を展開している世界的ベンダー。