HDMI Forumは4日、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2013」に先駆けて、HDMI バージョン2.0の規格を発表した。データ転送の帯域幅を18Gbpsに拡張し、4K@50/60映像(2160p)や32チャンネルオーディオなどに対応する。
その他、HDMI 2.0では、オーディオのサンプリング周波数は最大1,536KHzになり、最大4本の音声ストリームを同時に送ることが可能となる。同一画面に2本の映像ストリームを表示できるほか、21:9のアスペクト比にも対応する。また、ダイナミック自動リップシンクとCECの拡張も新機能として盛り込まれる。従来のHDMI規格との互換性は保たれる。
なお、HDMI 2.0における新型ケーブルやコネクタは定義されていないが、現行のHDMI 1.4対応ハイスピードケーブル(カテゴリ2)が拡大帯域に対応するという。
HDMI Forumは88社が参画しており、ソニー、シリコンイメージ、フィリップス、シャープ、NVIDIA、LG電子、日立、サムスン電子、パナソニック、アリス、アップルの在籍者が取締役会のメンバーを務めている。