アイ・オー・データ、古いルータから設定を引き継げるIEEE802.11acルータ

アイ・オー・データ機器は4日、IEEE802.11ac対応の無線LANルータ「WN-AC1167DGR」を発表した。9月中旬より発売し、価格は13,600円(税別)。

5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。最大通信速度は5GHz帯のIEEE802.11acで867Mbps(理論値)、2.4GHz帯のIEEE802.11nで300Mbps(理論値)。実測スループット値は約418Mbpsに達する。

無線LANルータを買い替えたときに接続設定を移行できる「Wi-Fi設定移行機能」を搭載。古いルータのWPSボタンを押して、「WN-AC1167DGR」のコピーボタンを押すだけの操作で、今まで使用していた機器の接続設定を引き継げる(2.4GHz帯のWi-Fi接続情報のみ)。

NFC対応スマートフォンならば、無料アプリ「NFCコネクト」をインストールしてかざすだけでWi-Fi設定が行える。また、QRコードを読み込んでの設定や、WPSによる簡単接続もサポートする。

4本(2.4GHz送受信用×2、5GHz送受信用×2)のアンテナを内蔵し、セキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES) / WPA-PSK(TKIP/AES) / WEP(64/128bit)、マルチSSIDやMACアドレスフィルタリングなどに対応する。無線LAN接続台数は推奨8台。

USBポート×1基を備え、USB接続のHDDを接続して簡易NAS、プリンタを接続して「プリントサーバ」として利用できる。スマホ用アプリ「リモートリンク2」を使えば、外出先からも簡易NASへのアクセスが可能。

インタフェースはGigabit Ethernet対応の有線LANポート×4とWANポート×1を搭載。有線LANの実測スループット値はFTPで約574Mbps、PPPoEで約578Mbps。本体サイズは約W127×D93×H195mm、重量は約320g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7(SP1) / 8、Mac OS X 10.5以降。