ソニーは6月18日、携帯電話充電器とLEDライトの機能を兼ね備えた非常用ラジオ「ICF-B88」「ICF-B08」を発表した。いずれも発売は7月20日で、価格はオープン。推定市場価格はICF-B88が8,000円前後で、ICF-B08が6,000円前後

「ICF-B88」(上)と「ICF-B08」(下)

ハンドルを回して携帯電話・スマートフォンへの給電を行える防災用ラジオ「ICF-B03」の後継モデル。ICF-B03は電源が手回しで充電を行う内蔵充電池以外に単4形乾電池×2本で駆動したが、ICF-B88、ICF-B08は、手回し充電池以外により一般的な単3形乾電池×2本を使用できるようになった。また、単4形電池より容量が大きいため、より長時間の使用や給電が可能となっている。

ICF-B03からの改善点としては、手回し充電用のハンドル形状を改良。グリップが大型化されてつかみやすくなるとともに、ハンドルの付け根のジョイント機構の強度が向上。さらに、ハンドルの長さがICF-B03の約60mmから約90mmとなり、回しやすくなっている。

ICF-B03でスマートフォンなどに手回し給電を行う場合、ハンドルを回している間のみの給電となっていたが、今回発表された上位モデルのICF-B88では、内蔵充電池からの給電も可能となっている。なお、ICF-B88は上部にソーラーパネルを搭載。手回しハンドル以外に太陽光での充電が可能となった。

ICF-B88(左)は上部にソーラーパネルを、ICF-B08(右)はソフトライトを備える

そのほか、ICF-B03ではJIS IPX2相当だった防滴性能がJIS IPX4相当となった(ICF-B88、ICF-B08とも)。

主な仕様は2モデル共通で、実用最大出力が内蔵充電池使用時で60mW、アルカリ乾電池使用時で90mW、アルカリ乾電池氏四時の電池持続時間がFM受信時で約80時間、AM受信時で約100時間、ライト点灯時で約50時間、搭載する接続インタフェースがヘッドホン出力(3.5mmステレオミニ)となっている。

サイズはICF-B88がW132×D58×H79mm、ICF-B08がW132×D58×H77mm、重量はICF-B88が約338g(本体のみ)、ICF-B08が約329g(本体のみ)。

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