北京市衛生局は15日、同市内の4歳男児が新たに鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染していることを確認したと発表した。これにより、15日時点における中国国内の鳥インフルエンザウイルス感染者は61人、死亡者は13人となった。

地域別の感染者は、北京市が2人、上海市が24人(死亡9人)、江蘇省が16人(同1人)、浙江省が16人(同2人)、安徽省が2人(同1人)、河南省が2人。

厚生労働省では、中国の感染者発生地域に渡航する人に対し、注意を促すとともに、不用意な動物との接触を避けるよう指導。また、同地域からの到着時に発熱などの症状がある場合は、検疫所へ相談するよう呼びかけている。さらに、国内の医療機関に対して、中国から帰国後10日以内に肺炎症状等が疑われる患者を診察した場合は、保健所へ連絡するよう依頼している。