富士フイルムは4月10日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix XP200」を発表した。発売は4月27日で、価格はオープン。推定市場価格は30,000円前後となっている。

「FinePix XP200」

水深15mでの撮影が可能な防水性能や、2mからの落下に耐える耐衝撃性能、マイナス10度での撮影が可能な耐寒性能、砂やホコリの進入を防ぐ防塵性能という4つのタフネス性能を備えるモデル。従来機「FinePix XP150」で水深10mまで、1.5mだった耐衝撃性能が向上した。

また、富士フイルム製のタフネスデジカメとしては初めてWi-Fi(無線LAN)接続機能も搭載。撮影した画像をPCやスマートフォン、タブレット端末へワイヤレスで送信できる。同社製アプリ「FUJIFILM Camera Application」をスマートフォンにダウンロードしておけば、最大30枚の画像を一括送信できる。

ハードウェア面では、屋外での使用を想定して背面モニターに低反射の高輝度液晶を搭載。夏のビーチなど日差しが強い環境でも、プレビューや撮影画像の確認が快適に行える。

そのほか、フル画素で最速10コマ/秒の連写機能や、「ポップカラー」「「トイカメラ」などアーティスティックな写真を手軽に撮影できるアドバンストフィルター、2回のシャッターで3D画像を合成する「3D2回撮り」機能、カメラを振って撮影することで360度パノラマ写真を撮影できる「ぐるっとパノラマ360」を搭載する。

主な仕様は、撮像素子が有効1,640万画素の1/2.3型CMOSセンサーで、レンズが焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、開放F値がF3.9~F4.9、対応感度がISO100~ISO6400(ISO6400時は画像サイズM以下に限定)となっている。背面のモニターは約92万ドット・3型。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードのほか内蔵メモリ(約39MB)で、記録形式は静止画がJPEG、動画がMOV(H.264)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約300枚。

本体サイズはW116.1×D30.3×H71.4mm(突起部含まず)、重量は本体のみで約212g、バッテリーとSDカードを装着した状態で約232gとなっている。

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