パナソニックは4月2日、薄型テレビ「VIERA(ビエラ)」シリーズのプラズマモデルとして「TH-P55GT60」(55V型)、「TH-P50GT60」(50V型)を発表した。発売はいずれも4月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は55V型が320,000円前後、50V型が270,000円前後となっている。

「ビエラ GT60」シリーズ

「ビエラ VT60」と同様に、パネルに「フル・ブラックパネルIV」を採用し、締まった黒色の表現や550万:1以上の高いネイティブコントラストを実現するプラズマテレビ。新材料の赤色蛍光体を採用し、デジタルシネマ色域98%という高い色再現性を誇る。動きベクトル検出の精度を高め、フルHD動画解像スピード2,000pps(画素/秒)を実現する点もビエラ VT60と同様だ。

テレビの電源を入れて最初に表示される画面(ホーム画面)を変更できる機能「マイホーム」を新たに搭載。ユーザーが自分のライフスタイルに合わせて、表示させるコンテンツを自由に選べる。ホーム画面は自分でカスタマイズを行えるほか、あらかじめ用意されている「テレビフルスクリーン」「テレビのホーム」「くらしのホーム」「ネットのホーム」の4つを利用することも可能だ。

「テレビフルスクリーン」ではテレビ番組が全画面表示され、「テレビのホーム」では分割画面で裏番組表示が可能、「くらしのホーム」では天気予報などが表示され、「ネットのホーム」では頻繁に閲覧するインターネットサイトが一覧表示される。

ホームの選択画面

「テレビフルスクリーン」

「テレビのホーム」

「くらしのホーム」

「ネットのホーム」

ネットワーク機能としては、DLNAサーバー機能により、本機でUSB接続HDDへ録画した番組をビエラに転送して再生できる「お部屋ジャンプリンク」、VOD(ビデオ・オン・デマンド)やネットショッピングを楽しめる「ビエラ・コネクト」などを搭載。ネットワーク接続はWi-Fi(無線LAN)接続が可能となっている。

また、LAN接続したスマートフォンから、動画や写真、音楽などをワイヤレス再生することも可能。本機能の利用にはスマートフォン用アプリ「VIERA remote2」が必要で、対応OSは対応OSはAndroid 4.0以降およびiOS 5.0.1以降となっている。

チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×各2基を搭載し、USB接続の外付けHDDへの番組録画も可能。裏番組の録画にも対応している。

主な仕様は、表示画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、スピーカーがウーファー(φ7.5cm)×1基+スコーカー(1×5cm)×4基で、実用最大出力が5W×2+10W。映像入力インタフェースにHDMI×3系統、D4端子×1系統、コンポジットビデオ×1系統を搭載するほか、LANポート×1基、USBポート×2基、ヘッドホン出力×1系統などを備える。

本体サイズは、55V型がW128.6×D33.3×H81.6cm、50V型がW117×D29.5×H75.1cm、重量は55V型が約31kg、50V型が約25.5kg(サイズ、重量のいずれもスタンド含む)。定格消費電力は55V型が458W、50V型が415W、年間消費電力量は55V型が155kWh/年、50V型が146kWh/年となっている。