「AT-X 12-28 PRO DX」

ケンコー・トキナーは、広角ズームレンズ「AT-X 12-28 PRO DX」のニコン製カメラ用を4月下旬に、キヤノン製カメラ用を6月下旬に発売すると発表した。希望小売価格は90,000円(税別)となっている。

本製品は、「CP+2013」で参考出展されていた広角ズームレンズ。

本レンズは、2008年に発売された「AT-X 124 PRO DX II」の後継製品。従来モデルでは12-24mmだった焦点距離が12-28mmとなり、望遠側の焦点距離が伸ばされている。その一方で、開放F値は従来モデルと同じくズーム全域でF4が維持されている。

特徴の1つが、前群に配置されたP-MO非球面レンズ。これと後群に配置されたガラスモールド非球面レンズがディストーションを補正し、各収差を良好に補正する。また、蛍石に限りなく近い性質を備えるSDガラス(超低分散ガラス)FK01・FK03を採用することで、色収差の除去も実現。

もう1つの特徴が、フォーカス駆動部直近に搭載されたGMR(高精度磁気)センサー。この高分解可能なAF制御用センサーを採用することで、高精度かつ素早いAFを実現した。また、新開発の「SD-M(Silent Drive Module)」が静粛なAF駆動音を可能にしている。

主な仕様は、レンズ構成が12群14枚で、絞り羽根が9枚、最短撮影距離が0.25mで、マクロ最大倍率が1:4.94。フィルター径は77mm。サイズは84×90.2mm(最大径×全長)で、重量は530g。

花形バヨネットフード「BH-77A」が標準で付属する。