ブース正面では同社の幅広いラインナップがズラリと並ぶ

「CP+2013」の会場でケンコー・トキナーは、トキナーブランドの新レンズやスリックの三脚、MILTOLのミラーレンズなどを発表。ブースに展示している。多くのアクセサリを抱える同社だけに、ブース内は所狭しと新製品が展示してあり、来場者の注目度も高い。

トキナーブランドの新レンズとしては、APS-Cサイズセンサー搭載カメラ向けに、中望遠ズームレンズの「AT-X 70-200 F4 PRO FX VCM-S」と、超広角ズームレンズの「AT-X 12-28 F4 PRO DX」の2本を出展。AT-X 70-200 F4は、トキナー初のリング型超音波モーターとシャッタースピード換算約4段分の手ブレ補正機構を搭載しており、AFの高速化、フルタイムMFなどを実現。F4通しにしたことで小型化・軽量化を実現している。

「AT-X 70-200 F4 PRO FX VCM-S」。中望遠ズームだが、手ブレ補正が搭載されたので安心して利用できる

AT-X 12-28 F4は「AT-X 124 PRO DX II」の後継機種として開発されており、テレ端が24mmから28mmになったことで、35mm判換算だと42mmの標準域もカバーした。ピントリングを前後させることでAFとMFを切り替える「ワンタッチフォーカスクラッチ機構」は従来通り搭載する。

「AT-X 12-28 F4 PRO DX

いずれも発売は5月ごろを予定しており、価格は70-200が10万円程度、12-28は「既存機種と同程度」を目指しているそうだ。

ケンコーブランドの「MILTOL」は、撮影用レンズと観測用望遠鏡を兼用できるというシステムで、「200mm F4」「400mm F6.7 ED」「600mm F8 FL」に加え、ミラーレンズ「600mm F8」などが用意される。発売は夏ごろの予定だ。

「200mm F4」

「400mm F6.7 ED」

「600mm F8 FL」

「ミラーレンズの600mm F8」

ケンコー・トキナーの取り扱い製品であるSamyangの新レンズも参考出品されていた。ラインナップされていたのは、「T-S 24mm F3.5 Aspherical」(キヤノン、ニコン、ソニーα)、「85mm T1.5」(キヤノン)、「24mm T1.5」(ニコン)、「14mm T3.1」(キヤノン)、「8mm T3.8 Fisheye」(ニコン)といったレンズ。例えばT-S 24mmは75,000円、8mm T3.8は4万円などとなっているが、発売日は未定だという。

「T-S 24mm F3.5 Aspherical」

「85mm T1.5」

「24mm T1.5」

「14mm T3.1」

「8mm T3.8 Fisheye」

ほかに、ケンコーのマウントアダプターも各種参考出展。ソニーNEX、キヤノンEOS M、マイクロフォーサーズ、富士フイルムXシリーズにそれぞれ対応している。発売日などは未定

そのほか、アクションビデオカメラ「MagiCam SD19」、スマートフォン用フィルター、スリック三脚など、バッグなど、多彩な製品を展開する。フィルターの効果を実際に体験できるコーナーも設けられており、フィルターのメリットも体感できる。セミナーも随時実施されており、幅広い来場者を集めていた。

アクションカメラ「MagiCam SD19」。発売は2月予定

メッツの外部ストロボ「MECABLITZ 52AF-1 digital」(中央)。3月8日の発売予定