山善は1月30日、Bluetooth対応のワイヤレス防水スピーカー「UQUA(ウクア) YBP-22BT」を発表した。発売は2月1日。価格はオープンで、推定市場価格は5,000円前後。

防水Bluetoothスピーカー「UQUA」(YBP-22BT)。カラーはパールホワイトとワインレッドの2色が用意される

Bluetooth対応のアクティブスピーカーとしては初の防水仕様の製品。防水性能は、JIS IPX6等級だ。同社では従来より「YBP-30BT」という防滴型のMP3プレーヤー兼Bluetoothスピーカーを販売している。しかし、ユーザーから「洗面台や浴槽の縁には、シャンプーなどの洗面道具が並び、置き場所に困る」という声が届いていたという。そこで、今回発表したUQUAではフロート仕様を採用。浴槽の湯に浮かべて使えるようになり、置き場所にも困らなくなった。ハンガーリングも装備しており、ぶら下げて使用することも可能だ。

浴槽に浮かべて使用することができる

浴室などの水周りで使える、防水・防滴仕様のAV機器は少なくない。しかし、普段使用している機器とは別に浴室専用のプレーヤーを用意して、そこに音楽ファイルを転送するのは、手間が掛かる。

UQUAのBluetoothのバージョンは3.0+EDRで、対応プロトコルはAVRCP1.0、GAVDP1.0、AVDTP1.0、A2DP1.0、伝送距離は約10mだ。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応する。スマートフォンなどで音楽を再生するための操作ボタンも装備しているので、別の部屋に置いたプレーヤーに保存されている音楽を再生することも可能。普段使用している音楽プレーヤーが防水でなくても、浴室で音楽を聴くことができるわけだ。

電源は単3形電池×3本で、ボリュームを1/3レベルで使用した場合、約32時間の連続使用が可能だ。スピーカーユニットはφ50mmの防水型フルレンジで、実用最大出力は1W以上となっている。また、本体にはLEDライトも装備している。本体サイズはW110×D110×H101mmで、重量は約225g(電池除く)。