ソニーは8月27日、ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC8」およびコードレスヘッドホンシステム「MDR-IF245R」を発表した。いずれも発売は10月10日。希望小売価格はMDR-NC8が6,195円、MDR-IF245Rが7,455円となっている。

「MDR-NC8」

MDR-NC8は、リーズナブルな価格で普及を狙ったアナログノイズキャンセル機能搭載ヘッドホン。ノイズキャンセル性能は約90%と、従来モデル「MDR-NC7」の約87.4%より高くなった。また、単4形電池1本で使用できる点はMDR-NC7と同じだが、連続使用時間はMDR-NC7が約50時間だったのに対して、MDR-NC8では約80時間となっている(いずれもアルカリ乾電池使用時)。

電池が切れた状態では、ノイズキャンセリング機能の電源をオフにすることで、通常のヘッドホンとして使用できる。

主な仕様は、形式がダイナミック型で、ドライバーユニット径が30mm、感度が95dB/mW(電源オン時)・98dB/mW(電源オフ時)、再生周波数帯域が30~20kHz、インピーダンスが17Ω(電源オン時)・19Ω(電源オフ時)、最大入力が50mWとなっている。コード長は 1.2m、プラグは金メッキ製のL型ステレオミニ、重量は170gだ。

「MDR-IF245R」

MDR-IF245Rは、赤外線伝送のコードレスヘッドホン。ヘッドホンとは別ユニット化されているトランスミッターを、テレビやオーディオ機器につなげて使用する。トランスミッターとヘッドホンの間は最大で約8m離れていても使用可能で、従来モデル「MDR-IF240RK」の約7mより到達距離が向上した。

その他のMDR-IF240RKからの改善点としては、ドライバーユニット径が30mmから40mmにサイズアップ。より臨場感のあるサウンドを楽しめるようになった。また、頭の大きさに合わせてヘッドバンドが自動で調節されるフリーアジャスト機構も新たに採用。より快適な装着感が得られる。

ヘッドホンの主な仕様は、ドライバーが40mm径のダイナミック型で、再生周波数帯域が10~24kHz。付属の充電池を電源に使用した場合、最大約28時間の使用が可能となっている。充電はヘッドホンをトランスミッター部の上に置くことで行われる。充電時間は約7時間。ヘッドホン重量は200gとなっている。

なお、増設用ヘッドホン「MDR-IF245R」(希望小売価格:4,935円)を使用すれば、複数名でワイヤレスサウンドを楽しむことができる。

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