富士フイルムは、レンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro1」用のアダプター「フジフイルム M マウントアダプター」を6月9日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は25,000円前後となっている。

「フジフイルム M マウントアダプター」

FUJIFILM X-Pro1は1月に発表された、富士フイルム初となるミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ。マウントは独自開発の「Xマウント」が採用されている。

今回発売されるM マウントアダプターを使用することで、豊富なラインナップを誇るMマウントレンズを装着できるようになる。27.8mmというMマウントのフランジバック(マウント面から撮像素子までの距離)が保たれるように設計されており、高い平面性が保持されるという。X-Pro1のファームウェアをアップデートした上でこのアダプターを装着すると、カメラ側で認識。撮影メニューの「マウントアダプター設定」で、レンズごとの画質補正条件を登録できるようになる。

「マウントアダプター設定」のメニューで登録できる補正条件は、「歪曲収差補正」「色シェーディング補正」「周辺光量補正」の3種類となっている。

また、アダプター側面に備えられた「ファンクションボタン」を押すことで、登録しておいたレンズの焦点距離と画質補正条件から最適なものを選択可能となる。

「マウントアダプター設定」画面

サイズは直径59mm×H14.7mmで、重量は約65gとなっている。