レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画が発見される―残された暗号が手がかり

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レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画が発見される―残された暗号が手がかり

  [2012/03/13]

Los Angels Timesより

1504年にレオナルド・ダ・ヴィンチがイタリア・フィレンツェにあるヴェッキオ宮殿の大広間に描いた壁画「アンギアーリの戦い」。改修により失われたとされていたこのダ・ヴィンチ最大の壁画が、500年の時を経て現存していることがイタリア時間の12日に確認された。

「歴史家と科学者が力を合わせ、史実と技術を総動員した我々研究チームは、500年間の謎をついに解明した」と、この調査をスポンサードしていたナショナル・ジオグラフィック協会の副代表、テリー・ガルシアは声明を発表した。

「アンギアーリの戦い」は1563年にジョルジオ・ヴァザーリによって同じ場所に描かれた「マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い」というフレスコの壁画の下に隠されているのではないかとカリフォルニア大学のマウリツィオ・セラチーニ教授は主張してきた。その根拠はヴァザーリの描いた兵士の1人が持つ旗に小さく「探せば見つかる」との文字が入れられているという点だった。

調査チームがヴァザーリの壁画にドリルで小さな穴を開けたところ、絵の下に空洞が存在していることがわかった。ヴァザーリがダ・ヴィンチの作品を台無しにするはずはない、とチームは確信していた。その読みは正しく、ヴァザーリは「アンギアーリの戦い」の上に数インチの空洞を作り、その上に二重壁を設置することで偉大な先達の作品を守っていたのだ。

開けた穴から医療用の内視鏡やハイテクノロジー・ツールを用いて採取した顔料のサンプルを解析すると、ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」や「洗礼者聖ヨハネ」で使用したものと成分が酷似しているという結果が得られた。30年間、「アンギアーリの戦い」の謎に挑み続けてきたセラチーニ教授は「この顔料はレオナルドだけが使っていたものなのです」と話す。

「アンギアーリの戦い」はすでに破壊されている、と主張する歴史家も多く、ヴァザーリのフレスコ画に傷をつけるなどもっての外であると調査を中止させようとする動きもあったが、ガルシアはこれらの批判をすべて退けた。

「壁の裏側にレオナルドはいない、と言っていた人々が間違っていたと我々は証明したのです」とガルシアは断言した。

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