パナソニックは22日、コンパクトステレオシステム「D-dock」シリーズの新モデル「SC-HC57」「SC-HC37」「SC-HC27」を発表した。いずれも発売は3月9日で、価格はオープン。推定市場価格はSC-HC57が35,000円前後、SD-HC37が28,000円前後、SC-HC27が20,000円前後となっている。
「iPhone」「iPod」シリーズを接続できるドックやCDプレーヤーを搭載するステレオシステム。SC-HC57とSC-HC37はドックがスライドドア内に格納される「新iPodローディングメカ」を採用している。接続可能なiPhone/iPodはiPod touch(第1、第2、第3、第4世代)、iPod nano(第2、第3、第4、第5、第6世代)、iPod classic、iPhone 4S/iPhone 4/iPhone 3GS/iPhone 3G。また、SC-HC57はアップルの「Airplay」にも対応しているので、iPhone内の音楽をワイヤレスで再生することも可能だ。専用アプリ「Panasonic Stereo System Remote 2012」をダウンロードすれば、iPhoneからSC-HC57の本格的な操作も行える。
SC-HC57はAirplayに対応 |
音質面に関しても、SC-HC57とSC-HC37では微細な竹繊維を用いた「新ナノバンブースピーカー」を採用。軽さと硬さ両方の特性を備える竹を用いることで剛性が向上し、クリアな高域を実現している。また、ライブハウスさながらのボーカルや臨場感を味わえる「ダイレクトボーカルサラウンド」も搭載した。
3モデル共通の特徴としては、デジタル信号のまま出力を行う「フルデジタル伝送」が採用されている。iPhone/iPodを接続する場合などでも、アナログとデジタルの変換が行われないため、音質のロスをなくしている。
その他の主な仕様は次の通り。アンプ部の実用最大出力はSC-HC57とSC-HC37が20W×2、SC-HC27が5W×2、スピーカー部はSC-HC57とSC-HC37が6.5cmコーン×2、8cm×4のパッシブラジエーターという構成のパッシブラジエーター型1ウェイ・1スピーカーで、SC-HC27が8cmコーン×2のバスレフ型1ウェイ・1スピーカー。インピーダンスは6Ωだ。CDプレーヤー部では音楽CDやCD-R/CD-RWに収録されたデータの再生が可能(CD-DA、サンプリング周波数44.1kHz)で、FM(76.0~90.0MHz)とAM(522~1629kHz)に対応するラジオチューナーを搭載する。iPhone/iPodドック以外の接続インタフェースはステレオミニジャック(3.5mm)。
サイズはSC-HC57がW480×D84×H197mm、SC-HC27がW400×D110×H213mm、重量はSC-HC57が約2.6kg、SC-HC37が約2.5kg、SC-HC27が約2kgとなっている。
なお、専用アプリ「radiko.jp」あるいは「vTuner for Panasonic」をiPhone/iPodにインストールすることで、本製品でインターネットラジオ「radiko.jp」を楽しめるようになる。