ファイナルオーディオデザイン事務所の国内代理店であるアスクはこのほど、ダイナミック型イヤホンの新シリーズ「Adagio」を発表した。ラインナップは「Adagio V」「Adagio III」「Adagio II」の3モデル。出荷は12月1日から行われ、2日頃より店頭に並ぶ予定だ。価格はオープンで、推定市場価格はAdagio Vが12,800円前後、Adagio IIIが5,980円前後、Adagio IIが3,980円前後と見られる。

ステンレス削り出し筐体を採用する「Adagio V」

ABS製の筐体を採用する「Adagio III」

ファイナルオーディオデザインのダイナミック型イヤホンは、イヤーパッドを持たない独特なスタイルの「Piano Forte」シリーズが有名だが、今回発表したAdagioシリーズは、イヤーパッドがスタンダードなスタイルの製品だ。3モデルとも筐体部分が赤く塗られる、あるいは赤いラインが入っているほうが右チャンネルで、そうでないほうが左チャンネルと、左右が分かりやすいデザインを採用している。

ドライバーは3モデルとも新開発の8mm径ユニットを搭載。筐体素材はAdagio Vが不要共振を抑えるステンレス削り出し、Adagio III/IIがABSとなっている。また、Adagio IIIでは、体内の空気の流れを最適化するBAM(Balancing Air Movement)機構を採用。

その他の主な仕様は、インピーダンスが16Ω、感度が100dB、コード長が1.2mだ(全て3モデル共通)。