ソニーは26日、ICレコーダー「ICD-UX523F」および「ICD-UX523」の2モデルを発表した。発売は10月21日で、価格はオープン。推定市場価格はICD-UX523Fが13,000円前後で、ICD-UX523が10,000円前後となっている。

「ICD-UX523F」

ICD-UX523

2モデルともスロットインタイプのUSB端子を搭載し、録音データ転送の際にPCに直接接続できる。録音フォーマットはリニアPCM(44.1kHz/16bit)およびMP3(ステレオ・192kbps/128kbps、モノラル・160kbps/48kbps/8kbps)で、再生対応フォーマットはリニアPCM、MP3、WMA、AAC。ただし、著作権保護が掛けられたWMA/AACファイルは再生できない。

従来モデル「ICD-UX513F」「ICD-UX512」では録音用マイクが側面に付いていたが、今回の2モデルでは、上部寄りにマイク位置を変更。従来モデルでは、「側面にマイクがあることで、音源の方向に側面を向けてしまうユーザーが多い」という事情からの変更だ。高感度・低ノイズの集音が可能な「Sマイク・システム」や、音声再生時のノイズを大幅カットしてくれる「強力ノイズカット」機能も、従来通り搭載。

また、ポータブルミュージックプレイヤー代わりにICレコーダーを使用する人も多いことから、上位モデルのICD-UX523Fでは密閉型のカナル式ヘッドホンが付属する。なお、ICD-UX523FにはFMラジオチューナーも搭載されており、こちらの録音も可能だ。

その他の仕様は次の通り(全て2モデル共通)。内蔵メモリの容量は4GBで、microSD/SDHC対応のスロットも搭載。内蔵スピーカーの口径は従来モデルより4mm大きい20mm、実用最大出力は90mW、電源は単4型電池×1。本体サイズ/重量はW36.6×D13.7×H102mm/約58gとなっている。