オリンパスイメージングは10日、写真とムービーの同時記録が可能な、光学24倍ズーム搭載のコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS SZ-30MR」を4月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は4万5,000円前後。

「OLYMPUS SZ-30MR」カラーはシルバーとブラックの2色を展開

同製品は、画像処理エンジン「TruePicIII+」を2つ搭載することで、1,600万画素の写真とフルハイビジョンムービーの同時撮影する「フォト・イン・ムービー」などを実現。また、ワイドとズームを同時撮影する「マルチフレーム」、異なる画像サイズを同時撮影する「マルチサイズ」、マジックフィルター有りとオリジナルを同時撮影する「マジックフィルター+オリジナル」、シャッターを押した前後3秒、5秒、7秒のムービーを自動で記録する「回想フォト」が利用できる。なお、「マルチフレーム」「マルチサイズ」「マジックフィルター+オリジナル」は、写真とムービーの両方に対応。

レンズは、35mm換算で25~600mmの光学24倍ズームレンズを搭載し、開放F値はF3.0~F6.9。撮像素子の有効画素数1,600万画素で、夜景などの暗いシーンでも高細密撮影が行える1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーが使用されている。手ぶれ補正には、CMOSシフト式手ぶれ補正機構と高感度撮影による「DUAL IS」を採用し、効果的に補正を行うとのこと。

高速処理によって連続撮影機能も快適となり、1,600万画素で秒間最大7コマの連写を実現。5M以下のサイズなら秒間最大15コマの高速連写が行え、シャッターボタンを押してから離すまでの間を等分割して記録する「オート分割連写」も利用できる。さらに、高速連写した4枚の画像を1つに重ね合わせることで、暗い部分でもノイズが少ない夜景写真を撮影できる「手持ち夜景モード」も搭載。

3.0型46万ドットの高精細モニターを搭載

高倍率レンズをポケットサイズの小型ボディーで実現

動画撮影は、1,920×1,080ピクセルのフルハイビジョンサイズに対応し、圧縮方式は滑らかで美しい映像が長時間記録できるという「MPEG-4 AVC / H.264」を採用。ムービー撮影専用ボタンも用意され、ワンタッチで撮影のスタートとストップが行える。また、外部インターフェイスとしてHDMI(Type D : HDMI Micro Connector)を装備し、テレビ用のリモコンで画像の選択やコマ送りなどの操作ができる「HDMI 出力・コントロール」に対応(HDMI1.3a以降の規格対応機器のみ)。

そのほかの機能として、3Dデータ(MPOフォーマット)とJPEGデータの両方が保存できる3Dフォト撮影機能、カメラを左右または上下に振ることで最大360度のパノラマ撮影が行える「ひとふりパノラマ撮影」、新たに「水彩」と「クリスタル」が加わって全8種類のフィルターが利用できる「マジックフィルター」、ペット(犬・猫)の顔を最大で10匹まで自動検出する「ペットモード」や、ペット(1匹のみ)が正面を向いた瞬間に自動撮影するオートシャッターなどを装備。

記録メディアは59MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードとEye-Fiカードに対応。本体サイズは106.3(W)mm×68.7(H)mm×39.5(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ質量は226g。