韓国サムスン・エレクトロニクスの「Samsung SSD」シリーズは、高い信頼性と性能を誇るSSDとして人気を集め、世界シェアNo.1の地位を獲得している。Samsung SSDシリーズの魅力の1つは、専用ユーティリティ「Samsung Magician Software」の存在だ。
Samsung Magician Softwareは、SSDの状態監視やSSDの設定変更はもちろん、ファームウェアのアップデート機能やベンチマーク機能、セキュアイレース機能なども備えた高機能な専用ユーティリティである。従来バージョン「Samsung Magician Software 3.2」は、Windows 8で一部の機能が使えないといった制限があったが、今回リリースされた待望の最新バージョン4.0では、Windows 8に正式対応。さらに、画面デザインも大きく変更され、より使いやすくなっている。そこで、Magician Software 4.0の機能を紹介していきたい。
テスト環境
CPU : Intel Core i7-3770K(3.50GHz)
マザーボード : GIGABYTE GA-Z77X-UD3H(Intel Z77 Express)
メモリ : DDR3-1600 4GB×2
グラフィックスカード : ELSA GLADIAC GTS 250
SSD : Samsung SSD 840(250GB)
OS : Windows 7 Ultimate SP1 64bit
画面デザインが一新され、初心者にも分かりやすくなった
新バージョンのMagician 4.0は画面デザインが大幅に変更され、より分かりやすくなった(写真2)。従来はメインメニューからアイコンをクリックして各機能を呼び出すようになっており(写真1)、アイコンも多かったのに対し、Magician 4.0では左側にメニューが並ぶデザインに変更され、直感的に機能を呼び出せるようになっている。
また、起動直後のトップ画面で、SSDの状態がグラフィカルに表示されるようになったのも便利だ。SSDの利用状況や健康状態、TBW(Total Bytes Written、現在までの書き込み容量)などが一目で分かる。より詳細な情報を知りたい場合は、「S.M.A.R.T」ボタンをクリックすることで、S.M.A.R.T情報を確認可能だ(写真3)。
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