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自身のユーザーアカウントを明示するユーザーアカウントの画像は、Windowsに限らず多くのOSやアプリケーションで用いられてきた。Windows 10はそれまでの角々しいデザインから円形に変更したが、その動作は不確かな部分が多い。今回はユーザーアカウントの画像に関する動作と削除方法を紹介する。

各所で使われるユーザーアカウントの画像

Windowsは以前から、ユーザーアカウントの画像を自由に選択できた。既存の画像ファイルを選択する以外にも、ユニバーサルWindowsアプリの「カメラ」と、PCに内蔵もしくは接続したカメラで撮った、自身の顔写真やペットの写真なども使用できる。

「設定」の「アカウント\お使いのアカウント」で設定できるユーザーアカウントの画像。未設定の場合は「参照」ボタンで任意の画像を選択可能

「参照」ボタンをクリック/タップするとコモンダイアログが起動。各フォルダーやユニバーサルWindowsアプリの「フォト」から、画像を参照できる

指定したユーザーアカウントの画像は、スタートメニューや一部のユニバーサルWindowsアプリ上で使用されるが、こちらは「設定」の「プライバシー\アカウント情報」で制御可能だ。ユーザーアカウント情報を使用するアプリケーションを列挙する仕組みだが、執筆時点では制御対象となるアプリケーションは確認できない。

スタートメニューの左上にユーザーアカウントの画像が用いられる

一部のユニバーサルWindowsアプリもユーザーアカウントの画像を使用する。画面は「ストア」

画像や名前などのユーザーアカウント情報を使用するアプリケーションは取捨選択可能だが、ここに「ストア」の名前はない

「アカウントの画像」ファイルを直接削除する

使用する画像が決まっている場合、ユーザーアカウントの画像は履歴機能を用意している。以前選択していた画像は右端に移動し、最大3つまで保持するという動作だ。

過去に使用した画像は最大3つまで残される。これらの画像を再び使用することも可能だ

だが、再び使用しない画像が残っているのは、ちょっと気になる。Windows 10 ビルド10240の時点では、クリック/タップで画像を切り替えることはできても、右クリック/長押しで削除する機能は用意されていない。

これらの情報は「%APPDATA%\Microsoft\Windows\AccountPictures」フォルダーに格納されており、直接「アカウントの画像(拡張子「.accountpicture-ms」)」ファイルを削除することで、ユーザーアカウントの画像履歴を削除できる。

「Win」+「R」キーを押すなどして「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「%APPDATA%\Microsoft\Windows\AccountPictures」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする

AccountPicturesフォルダー内には、ユーザーアカウントの画像として指定した"アカウントの画像"ファイルが格納されている。ここでは"犬の写真"のみ削除した

「設定」の「アカウント\お使いのアカウント」を再表示させると、それまで選択していた画像がアクティブになっているはずだ。そのまま変更する画像をクリック/タップする

そのままでは画像履歴が残ってしまうが、「お使いのアカウント」を再表示させることで履歴削除を確認できる

今後、Windows 10がアップデートすることで、「お使いのアカウント」から直接削除するUIが設けられるかも知れないが、当面はこの方法で削除するのが一番簡単だ。

阿久津良和(Cactus)