まとめと考察

ということで、Threadripperのアプリケーション性能をファーストインプレッションの形でお届けした。全体としてどう思われるかは人それぞれだと思うが、筆者の率直な感想は「Core i9とは違った意味でピーキー」である。

一番象徴的なのがDxO OpticsPro 11の性能で、無駄にThreadripperが空回りしている感がある。これをきちんと動くようにしてやるのには、ちょっと時間と手間が掛かりそうな印象だ。その一方、うまくかみ合うとCineBenchのように爆速になるわけで、アプリケーション側のチューニングが必要になりそうだ。

ところでThreadripperにはいろいろと細工が用意されている。それはLocal/Distributeという動作モードだ。理屈もさることながら、実際のアプリケーションへの影響も意外に大きい。というわけで、この辺りについてきちんと紹介したものを完全版として近いうちにお届けする予定なので、もう少々お待ちいただきたい。