F1 2016(グラフ11~13)

Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2016/

今回はDirectX 11系ゲームも2つほど入れた。その1つがこれである。Threadripper 1950Xの結果が入っていないが、これはF1 2016が起動しなかったためだ。話としては、2016年から言われているRuntime Error R6025で、本来はVisual StudioのRuntimeが正しくインストールされていないというエラーであるが、Runtimeをインストールしなおしても正常に動かない。ところがCPUをThreadripper 1920Xに切り替えた途端に素直に動作するようになった。

実はこうしたソフトがいくつかある(16core/32threadを正しく扱えない)という話はAMDから聞こえてきており、これに対応するためLegacy Compatibility Modeと呼ばれるコア数を半減させるモードがRyzen Masterに用意されていたりする(Photo39)のだが、F1 2016もこれにあたったようだ。

Photo39:右下にLegacy Compatibility Modeが居るのが分かる

テスト結果は? というとご覧の通りで、平均フレームレート(グラフ11)は全く差がない。最大フレームレート(グラフ12)も大きな違いはない(なんでRyzen 7 1800Xが異様に高いのか謎である)。

最小フレームレート(グラフ13)は多少暴れている感じだが、4Kだときれいに収束しているあたり、大きな差とは言いにくい全体として、ここでもThreadripperとCore i9は同等として良いと思う。