2015年4月、キヤノンが新カテゴリー「プレミアムエントリー」に位置する機種として発売した「EOS 8000D」。ミドルクラスに迫る性能で一躍人気機種となったのは記憶に新しいところだ。そして本日2017年2月15日、早くもその後継機「EOS 9000D」が発表された。いち早く新旧両機の外観・機能比較をお届けしよう。
※このページで使用しているEOS 9000D本体は開発途中のものです。実際の製品では仕様が変更される可能性があります
グリップを握ると、その違いがわかる
EOS 9000DとEOS 8000D、一見しただけでは両機の形状に大きな差はない。だが、グリップを握ると、その印象はガラッと変わってくる。9000Dはグリップが深く、指先がより奥へと入り込むのだ。したがって、より楽に、確実に握ることができる。写真からもわかる通り、グリップが特別大きいわけではない。ところが、実際に比べてみると、9000Dは本体の厚みが8000Dよりやや薄いのだ。そのおかげで、良好なホールド感を得られる。
微妙にデザインが変わったレンズロックリリースボタンを押してレンズを外し、中を覗いてみよう。8000Dではミラーの右端に見えるバネが、9000Dでは見あたらない。だが、ミラー駆動方式そのものに変更はなく、9000Dも8000D同様のバネ駆動とのこと。
ただし、連写性能は向上。8000Dの最大5コマ/秒から、9000Dは最大6コマ/秒となった。8000Dにあった「静音シャッター」機能は、9000Dには装備されていない。その理由は、通常のシャッター音そのものが8000Dより静音化されたためだ。